どちらか一方が100%悪いということはないですから、お互いさまの気持ちでいてほしいですね。
■西川先生
特に若い先生にはクレームではなく相談というかたちを取ってほしいです
経験の浅い先生ほど、いきなりクレームがくると萎縮(いしゅく)してしまうもの。「子どもはこう言っていますが、どうでしょう?」と相談してもらえるととても助かります。
お困りランキング 8位:先生に対して友達のように接する
■南山先生
「先生と保護者」の関係性がブレないよう気を付けています
お友達同士のノリになると関係性がブレてしまうので、教師としての姿勢は崩さないように気を付けています。親しくなりたいと思ってくれる気持ちはうれしいんですけどね。
■北村先生
仲良しが行き過ぎないよう若い先生にも伝えています
友達扱いしたがるのは「仲間=自分の味方」と思うからでしょうか。平成生まれの若い先生も増えてきたので「親しくなるのと、友達になるのとは違う」と伝えています。
お困りランキング 9位:子どものしつけを園任せにする
■西川先生
園で身に付けたことを持続させるには家庭でのフォローが欠かせません
園には「オムツ外しをお願いします」と言うのに、家ではお漏らしの片付けが大変だから紙パンツをはかせているというママがいます。家庭でのフォローこそ重要なのですが…。
■北村先生
「先生はプロ」の意味をはき違えないで
「プロなんだからオムツも外してくれる、嫌いな物も食べさせてくれる」と思うママが増えていますが、園にいる時間は1日のうちたったの4時間。過剰な期待は正直困ります。
3人の先生から:保護者と園が信頼し合うことが何より子どもたちのお手本となります
■北村先生
子どもは入園して初めて、大きな集団生活を経験します。その中で学ぶのは「折り合う」こと。これは、子どもに限ったことではありません。園と保護者が、信頼を築くこと・ルールを守ることのお手本になりましょう。
■南山先生
子どもたちの成長は、私たちにとっても喜びです。初めての園生活を緊張から安心に変えられるよう、家庭と園のコミュニケーションを大切にしていきましょう。あっという間の園生活、親子一緒に楽しんでください!
■西川先生
幼稚園は子どもたちにとって初めての社会であり、家庭ではできない経験を積める貴重な場です。そんな園生活が成り立つのは、保護者の方の協力あってこそ。