おちんちんが固くて痛い…etc。子どもからの性の質問への答え方
子どもから、何気なく性の質問をされたことありませんか?「恥ずかしがってはいけない」と思いつつ、いざ具体的な質問をされたら答えにたじろいでしまうママも多いと思います。そこで、助産師であり、2児の母であり、幼児・思春期教育「いのちのおはなし」の活動を行なっている上田美和さんに、性の質問に対する具体的な答え方を教えてもらいました。
嘘やごまかしはしない、そして真摯に向き合う
はじめに上田さんに、子どもから性の質問があったときにどのような態度や姿勢が好ましいのか聞いてみました。
「私がいつも伝えているのは『嘘やごまかしはしない』『真摯に向き合う』ことの2つです。理由は親が思う『生』や『性』のイメージがそのまま子どもへ伝わるからです。また、嘘やごまかしがあとになってわかると『性の話は親にはできない⇒だってごまかされた!嘘をつかれたから!』となってしまうことがあります。10代になって妊娠していても、妊娠させてしまったとしても、親に相談できずに中絶できる月を超えてしまう、ということをよく耳にします。ですので質問されたときには、そのときの自分が持つ、できる限りの知識で答えてほしいと思います」
今回、上田さんに聞いた質問は3つ。どれも実際にママたちが子どもに聞かれて困ってしまった質問です。もちろん、この答えが正解!という訳ではなく、上田さんならこう答えるというもの。
今回は4〜6歳くらいの子どもに対する答え方として教えてもらいました。
「おちんちんが固くて痛い」と言われたら?
見せてもらえる年齢のお子さんの場合は「おちんちんが病気になっているかもしれないから見せて」と見せてもらいましょう。見ても病気ではなさそうで、ただ勃起しているだけのときには「おちんちんも体操しているのかもね♪○○くんも、朝起きたときは『う~ん!』ってのびのびしたくなるでしょう?それと一緒で、おちんちんもときどき体操したくなるんだよ。おいしいおやつのことを考えているうちに元に戻っちゃうから大丈夫」などと答えてあげましょう。
あまりに頻繁に痛みを訴えるときは、炎症を起こしていたり、病気のときもあるので泌尿器科または小児科に相談してください。
「(生理のときにお風呂場で)ママのおしりから血が出てるよ」と言われたら?
まずは、今、出ている血は、カッターで手などを切ったときに出る「痛い血」とは違うことを伝えてあげましょう。