子どもの発達障害を支援する〜小学校の「通級指導教室」ってどんなところ?
と言ってくださり、心強く思った。
・子どもは通級指導教室が大好き。自分を理解し、向き合ってくださる先生がいることが、通常の学級で頑張るパワーになっている。保護者・担任の先生・通級の先生・子ども、4者で力を合わせ、退級に向けて頑張っている。
いい意見が多い一方、改善を望む声もありました。
・通級指導教室はすべての小学校に設置されているわけではない。うちの子も少し遠くの小学校内の通級指導教室に通っているため送迎が必要。共働きの家庭だとここが問題になります。
・晴れていると自転車でサッと移動できるけど、雨の日はバスを乗り継がなければならず、1時間の通級指導を受けるために、在籍校の授業を2時間以上抜けることになってしまう。
・毎週1時間決まった時間にいなくなるため、クラスメイトの目が気になる。他の子の理解を得られるかどうか、担任の先生の配慮が必要になる。
・高学年になってから通級指導教室に通い始めた。勉強も難しくなってくるため、授業を抜けるのは不安。低学年のうちに通い、学年が上がったら退級できるとよかった。
川崎市では、「保護者・学校・通級指導教室」が連携し、温かい支援を行っていることがよく分かりました。支援体制は各自治体によって異なるので、現在悩みがある人は、まずは幼稚園や保育所、学校の先生に相談してみてください。
取材協力:川崎市教育委員会
川崎市通級指導教室
<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>