おうちリトミックで引き出そう! 子どもの“第6感”
「これくらいならいけるかな」と見極められるのは、6番目の感覚が育っている証拠。感覚が育っていないと、無茶な行動に出てしまう場合があります。また、「隣の子にぶつからないためにはこれくらい離れなきゃ」など、周りを見渡せる力も身に付きます。
第6感が育つと…4
自分の頭でどうすればいいか考えられる
筋肉の感覚は、体を動かしながら、動きの感覚を筋肉に蓄えることで身に付きます。ママは見本を示しつつも「こうしなさい」と教えるのではなく、子どもに自由にやらせましょう。一緒に動きのアイデアを出したり、「こうしたらうまく動けるかな」などと試行錯誤したりして、少しでもできるようになったら褒めてあげて。うれしい経験を通じて、集中力ややる気が育っていきます。
[リトミックをやらせたことがある人に]
Q.お子さんにとってリトミックはいい影響があると思いますか?
「リズム感が付いた」「音楽が好きになった」などの他に、「小さな我慢ができるようになった」「頭の中で想像したものを表現できるようになった」「お絵描きなど、他の芸術面でも表現力が上がった」など、音楽面以外の成長を感じる声も上がりました。
※2017年6月7日~7月4日、Webアンケート、有効回答数645
リトミックについてのママたちの疑問に石丸さんが答えます!
Q.ダンスとリトミックの違いが分かりません
A.大きな違いは自分で判断して動くかどうかです
音楽に合わせて動いている時、急に音楽が止まったらどうしますか?「音が止まったら止まりますよ」と指示されていなくても、自然と動きを止めませんか。自分で判断して体をコントロールする。これが「音楽を動きで表現する」リトミックの考え方です。リトミックは「こういうふうに動く」という指示通りに動くのではなく、音楽のいろいろな要素を感じ取って表現するもの。一方ダンスは一般的には決まった振り付け(型)があり、その動きを練習して習得します。音楽を流して動くことは同じでも、音楽の考え方や捉え方に大きな違いがあるのです。Q.小さいうちに音楽をやらせると音感が身に付く?
A.幼児期に体験することで効率よく身に付きます
音楽に必要な「相対音感」は、音の高低、長短、強弱、そして音の持つニュアンスを聴き分ける力です。より早い時期に音楽に触れた方が効率的に身に付きますが、ただ聞くだけではなく、歌ったり身体を動かしたり、実際に体験することが大切な要素です。