おうちリトミックで引き出そう! 子どもの“第6感”
Q.うちの子はうまく体を動かせません
A.動きの回路をたくさん育てましょう
体を上手に動かすためには、たくさんの動きを経験して、動きの回路を育てることが必要です。全身の動きだけでなく、手を動かして巧緻性も育てましょう。例えばリズムに合わせて、両手をグーパーさせたり、左右反対の動きをしてみたり。子どもの様子を見ながらいろいろな動きにトライしてください。初めは難しくても、練習すれば必ずできるようになります。全身の動きでも同じこと。大事なのは次から次へと新しい動きを詰め込むのではなく、一つの回路を身に付けてから、新しい動きにチャレンジすることです。
“あの時間”にちょいプラス!1日5分の親子リトミック
広い空間がなくても、親子2人だけでもできる簡単リトミックを石丸さんに教えてもらいました。
こんなときにやってみては?という例を挙げましたが、いつでも好きなときにチャレンジしてくださいね。
例えば…幼稚園のお迎え、散歩中:オノマトペ散歩
「ずんちゃ、ずんちゃ」「ぽくぽくぽく…」「どすーん、どすーん」「ちょこちょこちょこ…ストップ!」など、歩くことが楽しくなるオノマトペを付けて動いてみましょう。動きに合ったオノマトペになっているか話したり、お互いの動きをまねっこしたりしても楽しいですよ。
例えば…CMの間に:曲げて・曲げて
ひざの屈伸で体幹を育てましょう。体がフラついたり、ぐにゃぐにゃしたりしないように、しっかり地面の方向にお尻を落とします。ゆっくり、少し速くなど、いろいろな速さで動いてみましょう。
両足の屈伸ができるようになったら、片足の屈伸にもトライ!初めは、フラついたとき支えられるよう、ママの両手を添えて。
例えば…お風呂で10数える代わりに:トン・パチン
「トン」は引く力、「パチン」は押す力と、違う筋力の瞬時の切り替えの動きです。最初はうまく切り替えられない子もいますが、練習したら必ずできるようになるので、好きな歌を歌いながらやってみましょう。
例えば…晩ごはんの準備中に:伸びて・伸びて
背伸びを繰り返す運動。リズムに合わせて爪先立ちができるようになったら、背伸びの時間を少しずつ延ばしたり、速く動いたりしてみましょう。
例えば…早く帰宅したパパと一緒に:すーいっ、えいっ!
両手を合わせてワイパーのように「すーい、すーい」と動かす動きと、相手と手を組み、ボクシングのように「えいっ!えいっ!」