ここまで違う!?北海道ならではの小学校で用意する持ち物
小学校入学と言えば、ランドセルの購入。祖父母からのお祝いに贈られるという話もよく聞きます。そして、親が用意するモノには、体操服、上履きと「定番」を想像する人も多いでしょう。
しかし、そういう「定番」はあなたの地域だけかもしれません。今回は、北海道在住の筆者が、北海道ならではの、入学に必要な持ち物について紹介します。
北海道の小学校は体操服がない!水着も自由!だけど・・・
東京や関西、九州などから、北海道に引っ越してきた人が驚くのが、北海道の小学校には体操服がないこと。下は黒のショートパンツで、といった色や形の指定もまったくありません。体育の日はジャージで学校に行く子も多いですが、動きやすい服装であれば何でもOK。学校で着替えるということがないので、ちゃんとチェックしないとスカートで体育をするという場合もあります。
運動会は、札幌の場合5月か6月が多いのですが、運動会のときだけは、学年の表現(ダンス)に合わせて、上は白のTシャツでといったお達しは来ます。
年に4回ほどしか行われない水泳の授業では、水着も自由で、「スクール水着」という概念すら存在しません。女の子はふりふりのピンクや黄色の水着を着用している子も多いです。
体操服もなく、シューズも自由、つまり学校専用である必要がないので、お金がかからないかと思いきや、北海道の小学校ではスキーセットが必須になります。
これが意外とやっかいで、子どもの身長と足のサイズにきちんと合ったサイズでないと危ないため、すぐに大きくなる子どもに合わせて買い替えが必要です。スキーの持ち運びや学校での保管のための、スキーケースやスキー靴バックも必要で、フルセットでそろえるとなかなかいいお値段です。そのため、期間レンタルの利用や中古ショップの利用もにぎわっています。合わせて、中学年以降はスキー場での実習がある小学校が多く、バス代やリフト代の徴収もあります。
指定の上履きもない、制服のある公立小学校は存在しない
バレエシューズタイプの「上履き」を指定で履いている、という小学校も多いと思いますが、北海道では外で履くようなスポーツシューズを校内で履く場合が多いです。つまり、上履きも自由で、体育館シューズなどはありません。
規定があるとすれば、運動ができる靴であること(スリッパやサンダルはNG)と、学校によっては、靴底が白などの指定はあるようです。