子育て情報『ママが運動オンチでも大丈夫! わが子を運動好きに育てる秘けつ』

ママが運動オンチでも大丈夫! わが子を運動好きに育てる秘けつ

と自分で考えて選ぶことも、「自主的な遊び」にとって大事なこと。ボールのような比較的手軽に用意できるものであれば、大きいもの、小さいもの、軟らかいものなど、何種類か用意しておくといいでしょう。

(3)“シンプルな道具”で工夫を引き出そう
ママが運動オンチでも大丈夫! わが子を運動好きに育てる秘けつ

ロープひもなどのシンプルな道具ほど、「その上を飛び越える」「縁に沿って歩く」など遊びの工夫のしがいがあるもの。ママやパパが面白そうに遊ぶ姿を見せれば、子どもも自然とやりたがるはずですよ。


(4) “お手伝い”も体を動かす要素がいろいろ
ママが運動オンチでも大丈夫! わが子を運動好きに育てる秘けつ

例えば布団の上げ下ろしなら「運ぶ」「持ち上げる」など、お手伝いにも「基本の動き」がたくさん。子どもが自分からやりたがるお手伝いがあったら、運動のためにもチャレンジさせてみるといいですね。

(5)たまには“自然”の中で自由な動きを引き出す
ママが運動オンチでも大丈夫! わが子を運動好きに育てる秘けつ

石を跳び越えたり、舞い落ちる葉を追いかけたり。自然は環境がさまざまに変わるからこそ、「あれは何だろう?」「あっちにも行ってみたい!」という気持ちが引き出されます。ゴールデンウィークなどの長い休みには、家族で自然を楽しんでみてくださいね。

●ママが気になる運動の疑問にお答えします
「運動コントロール力」の大切さは分かったけれど…でもやっぱり疑問が残ります! そんなママたちの質問を、杉原さんに聞きました。

Q:スイミングに通わせているので運動は十分にできていると思うのですが…
A:特定の運動ではたくさんの神経回路が出来上がりません
水泳以外にも遊びで体を動かしているという場合は問題ありません。ただ、これまでお話ししてきたように、特定の動きでは偏った神経回路しかできませんから、「水泳をやっているから大丈夫」と思うのは間違いです。

よく、園の先生からも「保護者から園でマラソンをやらせてくれという声が上がる」と相談を受けますが、これも、親や先生が強制的にやらせては意味がないのです。幼児期は好きな遊びを通じて満遍なく体を動かすことが大事だと、ママたちに知ってもらいたいですね。

Q:私もパパも運動オンチ。うちの子もきっと運動が苦手ですよね?
A:運動神経は遺伝だけでなく運動経験の影響を大きく受けます
運動神経は遺伝するものではありません。ただ、ママやパパが運動オンチだからといって運動から遠ざかると、必然的に子どもも運動が苦手になります。さらに、研究では運動が得意な子ほど成長後も自信や積極性が高いことが分かっています。

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