秋の就学時健康診断までに6月から知っておきたいこと
就学時健康診断を通して得られた子どもの様子や知的検査の結果は、通常学級、通級、特別支援学級、特別支援学校という就学先を決める際の判断材料になります。
就学時健康診断までにしておきたいこと
1、就学時健康診断では、子どもが一人で健診を受けることが一般的です。服の脱ぎ着はもちろん、脱いだ服をきれいにしておくことができるとなお良いでしょう。
2、知的検査ですが、拍子抜けするくらい難しいことは聞かれませんので構える必要はありません。確認するとしたら、基本の色や形(赤、黄色、青、緑や○△□)が正確かを事前に一度確認するくらいでしょうか。ただし、自分の名前だけは読み書きできるとよいです。また、言語検査では、発音の確認があります。
3、耳や鼻や目の必要な治療を受けておきましょう。
書類にも治療中の旨を書く欄がありますが、時間のある就学前の時期に早めに治療を受けておく方がベターです。
4、アレルギーのある場合は、アレルギーの状態が説明できるようにし、その対応を確認しておきます。発作時の対応、薬の使用なども健診前に主治医と相談、確認しておくと話がスムーズです。ただし、給食のアレルギーの対応に関しては、健診後に診断書を求められる場合があるので、学校から指定された様式をもらってから診断書を書いてもらう方がよいです。
5、発達や就学に不安のある場合は、事前に就学相談も受けることができます。就学相談は自治体が行っており、一般的に事前の予約が必要です。場合によっては、事前に小学校などでも相談や見学を受け付けてもらえることもあります。事前に相談をしていることで、当日に面談などを配慮してもらえたりする場合もあります。
就学時健康診断直前に確認したいこと
1、急に就学時検診に行けなくなったとき
年度当初には、年間予定表が作成されるので、校区の小学校で就学時健康診断がいつ行われるを知りたければ、早めに問い合わせればわかります。市町村のホームページ等でも早めに公開される場合も多いです。早めにきちんと日程を確認して、しっかり予定を空けておきたいものです。
しかし、どうしても予定が合わない場合や急な体調不良、予定が入ってしまった場合などは、別日に行われる別の学区の健診を受けることもできます。行けないことがわかった時点で自治体の教育委員会などに連絡し、当日欠席の場合は、受診会場の小学校に必ず連絡しましょう。