子育て情報『子どもの日焼けは要注意!そのワケとは…』

子どもの日焼けは要注意!そのワケとは…

紫外線が当たると最もダメージを受ける顔だけが年中日光にさらされています。

また、日焼け止めのSPF値は、日焼けする時間を遅らせることができる数値で、日焼けをしないという数値ではないとのこと。
つまりSPF30であれば、30分日光に当たっていたところを1分日光に当たっただけのダメージで済ませられますよというだけであって、決してゼロにはならないのです。

気になる日光浴の効用、ビタミンDについて

実は、私が日焼けを気にしないようになったのは、最近増えている子どものビタミンD不足の話を聞いてからのことです。日光浴には、ビタミンDを生成する効果があることはお医者さんも認めています。
北海道をはじめとする北国では、日照時間が短く、九州などに比べるとおひさまに当たる時間がとても短い気がしていました。そこで、日照時間を調べてみたところ北海道が極端に短いわけではなく、なんと関東が一番長いというデータがありました。
しかし、紫外線量はというと、夏場はあまり差がないものの、冬場は関東と北海道では3倍の差があるそう。


北国の冬の場合であれば多少日光浴を意識した方が良いかもしれません。しかしながら、紫外線の弱い冬場でも、九州などの南日本では10分から20分で、1日に十分なビタミンDが生成されます。食事でもビタミンDは取ることができるので、ビタミンDよりも皮膚へのダメージを考えた方がいいという指摘は納得できるものがあります。

ビタミンDを意識する場合、夏場は九州なら数分、北海道でも10分ほど、つまり、洗濯を外に干す程度の時間で十分ということです。逆に、南日本の場合は冬場でも紫外線対策が必要なくらいかもしれません。

また、お天気のよい日だけ気をつければよいということではなく、曇りの日でも晴天の80%以上の紫外線が出ているそうです。

夏本番のこれから、気を引き締めて肌をダメージから守りましょう。

参考:年間日照時間ランキングhttp://grading.jpn.org/SRB02401.html
国立環境研究所https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html

<文・写真:フリーランス記者小柳結生>
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