【海外子育て】悩んだ末に小6の子が現地校を選択!いきなり壁が
そこは、「IEC(インテンシブ・イングリッシュ・センター)」と言って、英語が母国語ではない子をまとめてサポートしながら、現地での授業について行けるようになるまで、半年から1年ほど通う「特別教室」のようなもの。
英語で算数や理科・社会・体育などを学んでいきます。ハイスクール付属の英語強化校は、いくつかのハイスクールごと1か所設置させており、通う学校にはない場合が多いです。
11歳になっていれば、小学生の期間であっても、先にハイスクールに入れるというので、まずは通う予定のハイスクールとは異なる、地域のIECに通うことにしました。
ちなみに、小学校5年生までであれば、公立の小学校であれば即座に受け入れてもらえます。
ゆっくりとランダムに学んでいくオーストラリアのカリキュラム
オーストラリアの義務教育は、期間は長いのですが、学年で比較すると日本に比べて、算数や理科のレベルは2~3年ほど遅れているといわれてます(OECD学力調査より)。
つまり小学6年生なら、3〜4年生のレベルの算数を勉強しているということ。
一度習ってきたことを英語で学び直す形なので、IECでの授業は内容的にはさほど難しいものではないようです。
国語にあたる英語と、オーストラリアの歴史などを学ぶ授業は初めて出てくる言葉が多いので覚えるのが大変なようですが、英語も中1のはじめのレベルからの開始だったため、どうにかついていけているよう。
日本と違うのは、パソコンを多用し、自分で発表するということが多いところでしょうか。
一番驚いたのが、日本のように少しずつ段階を踏んで理解させるというような積み上げ式の学習ではなく、その時々でランダムだということ。それは算数で特に顕著で、日本でいう小学校3年生と5年生で習う内容が混じったものが、ハイスクールで出てきたりするようです。
そして、学期に1度はある遠足をはじめ、遊びの要素がとても多くあります。英語で必要な教科を集中的に学ぶというIECでも、ビーチに行ったり、カードゲームやビデオ鑑賞が行われたりと、けっこうイベントが多いです。
英語は着々と力をつけているけれど、親としては悩みも
ワークブックはありますが、教科書もなく、算数や理科などを体系的に学ぶ仕組みとなっていないオーストラリアの教育。
長い義務教育期間に、ゆっくりと時間をかけて学ぶシステムになっているようで、日本に比べて内容はだいぶ易しいですが、自分で考えて発表するという機会や、楽しいイベントに重きを置いているようです。