目の回る忙しさだからこそ!親子の疲れや緊張を癒すユーモラスな絵本3選
就学前後の不安や緊張を感じたときにもおすすめです。
読んでいるうちに自然に笑顔になれる!「おひさまあはは」
「おひさまあはは」
作・絵:前川かずお(こぐま社)
「辛いとき、悲しいとき。無理にでも笑顔になった方が元気が出るよ」と聞いたことがあります。でも、それってなかなか難しいですよね。
それでも、やっぱり子どもの前では、笑顔でいたい。穏やかな、心からの笑顔を見せたいと思うのが母心。
私自身、初めての育児と実母の病気とで、悩みや疲労が重なり、なかなか笑えない日々がありました。そんなとき、久しぶりに本棚から取り出した、この絵本に救われた思い出があります。
シンプルなフレーズと太陽のようなみんなの笑顔が、気持ちを明るくしてくれるのです。
低年齢向けの絵本ですが、年齢が上がっても、そして大人になっても心に響くと思います。ページをめくり、簡単なフレーズを読んでいるうちに、いろいろな考え事をいったん横にどけて、自然に笑顔になることができました。
園や学校は冬休み。にぎやかな子どもたちとの日々を送っていることでしょう。ママにとっては、嬉しい反面、目がまわるほど忙しい年末年始でもありますよね。
そんなときこそ、数分で読めるこれらの絵本を、ぜひ手にとって読んでみて下さい。
<参考>
「いいからいいから」シリーズ(絵本館)
「だいじょうぶだいじょうぶ」(講談社)
「おひさまあはは」(こぐま社)
<文・写真:ライター石川友美>