「離乳食が進まない!」頭でっかちママの自信を打ち砕いた半年の経験
私の仕事は管理栄養士。娘の離乳食に関しては、「食についてある程度知識もあるし、育児本でばっちり勉強しているから大丈夫」と思っていました。
しかし、これが失敗の連続で…。今回は知識があるからこそ「頭でっかち」だった私の離乳食体験談を書きたいと思います。
準備万端!意気込んで離乳食をスタート
娘が生後5か月と1週間のときに、離乳食を開始しました。
事前に足を運んだ保健所の離乳食講座では、保健師や管理栄養士の先生方のアドバイスを大量にメモし、離乳食のレシピ本や育児雑誌の付録の冊子、ネット情報やインスタグラムもチェック。
私自身は乳幼児向けの栄養指導経験はありませんでしたが、「食についてある程度知識もあるし、育児本でばっちり勉強しているから大丈夫」と楽観的に考えていました。
つまり、これ以上にないくらいの準備万端な状態で、「いざスタート!」と意気込んでいたのです。
離乳食に関するレシピ本や付録の冊子。何度も何度も読み込んで、ボロボロになっているものも…
始めた途端、下痢を繰り返す毎日
ところが、離乳食を始めた途端、娘の下痢が始まりました。
小児科の先生からは「離乳食が始まると、消化器官が未発達の赤ちゃんにはよくあること」と言われ、大人でも飲みづらいような砂状のお薬を処方されました。
それをどうにか飲ませるのですがなかなかよくならず、離乳食を食べると下痢するという状態を繰り返します。
また、下痢でおしりがすぐ赤くなってしまうので、うんちをする度に娘のおしりをお湯で軽く洗い流すという作業を一日に何度もしなければなりませんでした。
離乳食カレンダーと違うことに悩み、動揺…
離乳食はスタートしたら、基本的には止めずに赤ちゃんの様子を診ながら続けていくことになっています。
娘は4か月の間、離乳食初期から中期の食形態をゆっくりと進めていましたが、月齢の近い子ども達は、どんどん食べられるようになっていきます。
私は、離乳食カレンダーをチェックしながら、書いてあるようなステップアップが図れないことに悩んでいました。
「お友達はもう3回食に進んでいるんだ」と他の親子と比べて悩んだり、「離乳食の本に書いてある食材の形状は、今の娘にはまだ早すぎるのかな」と1人で抱えこみ…。悩みながら作った離乳食も、娘からそっぽを向けられることもしょっちゅうで、気持ちが落ち込むことが多くなっていきました。
私自身が、もともと真面目でマニュアル人間な性格であることも災いし、育児本通りに進まないことにいっぱいいっぱいになっていたのだと思います。