不安!小学校へひとりで登下校…子どもと1か月かけて準備したこと
幼稚園や保育園には保護者が送り迎えをしますが、小学校からは基本的に子どもひとりで登下校。わが家でも第一子である娘が小学校に入学するまでは、常に親子一緒に行動していたので、「ひとりで学校に行けるのだろうか」と不安で仕方ありませんでした。
今回の記事では、そんな不安を解消するために入学前の2月頃から娘と開始した登下校の練習方法について紹介します。
小学生はひとりで通学!?わが子にできるのだろうか?
わが家が住んでいるのは、首都圏の田舎地域。娘が通う予定の小学校で2月に行われた入学説明会で、集団登校は年度初めの数週間と始業式の日のみ実施という話を聞きました。
「学校まで子どもの足で10分かからない距離とはいえ、娘ひとりで歩いて行けるのだろうか?」と私は不安を覚えました。
それまでは親が保育園に送り迎えしていましたし、友達と遊ぶときも親が常に付き添っていたので、ひとりでいる姿を想像できなかったのです。
入学まで残り1か月ちょっと。
娘自身は「小学校に通えるうれしさ」が先行して、登下校は不安ではなかったようでした。
しかし、念のため一緒に登下校の練習を開始することに。娘は放課後に学童にも通う予定だったので、自宅と学校の往復、自宅⇒学校⇒学童のルートを確認しました。
目印や危険な個所を確認しながら通学路をまわる
娘の通学路は住宅街を横切るため、ほとんど歩道がありません。また、碁盤の目のように住宅が並んでいるため、視覚の悪い脇からの車の飛び出しも心配でした。
娘には、
・歩道があれば、歩道を歩く。歩道のないところでは、道路の真ん中を歩かずに端を歩く
・車が飛び出してくることがあるので、「止まれ」の標識がなくても、左右の安全確認をしてから道路を横切る
・車から子どもは見えづらいので、道路を渡るときは手を上げる
・知らない人から声をかけられて「怖い」と感じたら、防犯ブザーを鳴らして、交番、自宅、学校、学童、こども110番の家やお店などに助けを求める
というルールをしっかり守るように伝えました。
平日は保育園に通っていたので、練習は週末に行いました。
1回目は、実際に歩く中で、「ここのカーブは車が見づらいね」「車が多そうだね」「この公園が見えたら、もうすぐ学童だね」など、1つ1つ時間をかけて確認。2回目は、1回目に歩いた道を思い出しながら娘に簡単な地図を書いてもらい、それを元に一緒に歩きました。足りない情報なども追加しながら、再チェック。
3回目以降は、娘に私の少し前を歩いてもらうことで、最終確認を兼ねました。
トータルで約1か月程度ののんびりペースで、道のりや交通ルールを覚えてもらいました。
その他に登下校で親ができること
登下校の確認を終えたとはいえ、ひとりで登下校させるのはやっぱり不安…。そんな場合は、親の時間が許すのであれば、朝だけつき添ってみたり、近所に同じ小学校に通うお兄さん・お姉さんがいれば、しばらくの間だけ一緒に登校してもらえるか相談する方法も。
わが家の場合、同じ町内会で集団登校も同じグループだった3つ年上のお姉さんがいたので、親御さんに事情を話し、最初の2週間だけ一緒に登校してもらいました。
娘の保育園から同じ小学校に通う予定の友達も少なかったからです。
とはいえ、こういうことで、ご近所さんに頼っていいものなのかも悩みましたが、相談を持ちかけたところ、「不安な気持ち、わかるよ!」と快く受け入れてくれてありがたかったです。
入学前に通学路を見慣れたものにしておこう
小学校への登下校は、親からの自立の大きな一歩でもあるため、親もドキドキ。私も最初はとても不安でした。
しかし、娘と登下校の練習をすることで、通学路上に何があるか、どんな危険が起こりうるのかを事前に共有できましたし、ご近所さんの助けも得ることができたので、入学時には安心して娘を見送れました。
娘自身も、「これからは1人で学校に行くんだ!」と身が引き締まったようで、登下校の練習中、「この場合はどうするの?」など、気になったことを自ら質問してくれるようになりました。
子どもの小学校入学前、私と同じように不安を抱えているママがいたら、子どもとの散歩がてら登下校の練習をしてみるこををおすすめします。
集団登校がある場合は、そのルートに沿った道で覚えるのもよいですね。
1か月程度かけて、ルートや交通ルールをゆっくりと覚えられるようにすると、子どもにも負担が少ないでしょう。
登下校の道が入学前には見慣れたものになっているよう、親子で楽しみながら練習してみてください。<文・写真:ライターnanahi>
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