小4息子が作ったおまかせランチがママの想像を超えてきた!
と、とにかく任せてみることに。
やっとランチ作りがスタート!
しっかりと手洗いをしてから、玉ねぎのみじん切りを始めました。
息子がキッチンに立っているとき、私は隣で夕飯の下準備をしますが、自然と料理の会話になり、お互いが楽しく料理の準備をすることができます。
ちらりと隣を見て、危ない包丁の使い方をしているときは一声かけますが、それ以外は口を挟まず、じっと我慢です。
玉ねぎのみじん切りが終わると、火を使う作業に入ります。
しっかりと鍋を熱して、玉ねぎをこげつかせずに炒めたあとは、レシピ通りに作業を進めてリゾットができあがりました。
味の調整のためにバジル塩をひとふり。
使う食器も自分で選び、盛り付けます。
息子は絵を描くのが好きなので、料理の仕上げもその延長線上にある様子。レシピには書いていなかった粉チーズと乾燥パセリを多めにちらして、やっと完成しました。
15分で完成するはずが最初は2時間!でも今は…
最初のトライしたときは、調理時間15分と書いてあったレシピに軽く2時間近くかかってしまいましたが、自分で初めて一から作った料理に息子は大満足。
今回は炊いたごはんを使ったリゾットでしたが、フレンチレストランで働いた経験がある私は、「リゾット=生米から作る」というイメージから抜け切れず。でも食べてみて、その手軽さとおいしさにびっくりしました。
今や、「トマトチーズリゾット」は息子の定番レシピとなり、休校が始まってからすでに4回ほどランチに登場しています。
息子は、決して器用な方ではないですし、日常的に料理を手伝っているわけではありません。でも、この長い休みを利用した毎日のランチ作りで自分なりの調理方やアレンジを考え、調理時間も1時間かからなくなりました。
私も「今日は何を作ろう」という日々の悩みから解放され、自分ではあまり選ばないレシピを選んでくる息子のサプライズランチを楽しみにしています。今の子どもたちは毎日塾や習い事で忙しく、長い夏休みもイベントや旅行を計画してしまい、自宅でゆっくりと過ごす時間がなかなかとれないですよね。
せっかくの長い休みをポジティブにとらえて、子どもと一緒におまかせランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【参考レシピ】
トマト缶で簡単、時短リゾット レシピ・作り方
<文・写真:ライター稲井華子>