長い休園や休校期間を過ごすうち、あっという間に「こどもの日」が近づいてきました。
楽しみのひとつとして、手作りおやつにチャレンジするのもよいのでは?
私がおすすめしたいのは「白玉粉」の活用。家庭でも簡単に手に入る粉で、のびがよくてかたくなりにくく、使いやすいのです。独特のもっちり食感が子どもにも人気。白玉粉の特徴と簡単な手作りおやつのレシピを紹介します。
消化のよい白玉粉、何でできている?
和菓子材料の粉には、白玉粉のほかに、上新粉やもち粉、だんご粉などいろいろな種類があります。
では、白玉粉は何でできていて、どんな特徴があるのでしょうか。
白玉粉の原料はもち米。
ふつうのお餅は、もち米をそのままふかして杵などでついたものですが、白玉粉はもち米を一晩水に浸した後に水と一緒にすりつぶし、もち米の中のでんぷん質を取り出したもの。
舌触りがつるんと滑らかで、お餅よりも消化が良いのが特徴です。
上新粉は、原料がうるち米。粘りが出にくく、お湯で練る必要があり、弾力の強いだんごができます。
だんご粉は、もち米とうるち米が1:1の割合の原料で、水で練ることができるものです。
白玉粉は名前の通り、白いのが一般的ですが、色つきの粉も市販されています。抹茶入りの緑色の粉や、桃色に着色された粉などがあり、おやつ作りに重宝します。
レンジで簡単!葉っぱも食べられちゃう「白玉粉で柏餅」
こどもの日には柏餅。
今回は、レンジで簡単にできる、消化のよい白玉柏餅を紹介します。
葉っぱも白玉粉でできているので食べられます!
【材料(5個分)】
<白もち用>
・白玉粉(白)…100g
・砂糖…10g
・水…130㏄
・こしあん(市販品)…100g
<葉もち用>
・抹茶白玉粉(緑)…50g
・砂糖…5g
・水…65cc
<その他>
・片栗粉…適量
【作り方】
1)こしあんを20gづつ小さく丸めておく
2)バットに、べたつき防止(打ち粉)の片栗粉を用意しておく
3)ボールに白玉粉(白)と砂糖を入れ、水を少しずつ加えながら、ダマにならないように混ぜる
4)耐熱容器に3)を入れてラップをし、レンジで1分半加熱した後、ヘラで手早く混ぜて練る
5)4)にもう一度ラップをし、さらに1分レンジで加熱した後、練る
6)5)をひとまとまりにし、2)のバットに出して広げ、5等分に切り分ける
7)1つ分ずつ丸くしてからのばし、1)