と5分刻みの理由を教えます。
5分刻みがパッとわかるように、5の倍数を60まで言えるようにするとスムーズです。
「5、10、15、20、25、30…」と呪文のように何回も言ってみましょう。
わが家ではお風呂の時に一緒に練習しました。5の倍数を覚えておくと、ほかの計算でも使えるので損はないですよ。
STEP5:体で時間の感覚を掴もう
ここまで時計を見て時刻を知る練習でしたが、最後に時間を体感してみましょう。
「5分」「15分」「30分」「1時間」など時間を決めてタイマーをかけます。
「今から5分で何ができるかな?」などミッションを与えて時間を体で感じてもらいます。
時間の感覚がつかめるようになると、「あと〇分だよ」と声をかけた時にも想像しやすくなります。
また、「この絵本を読み終わるまでどれくらい時間がかかるかな?」など、行動にどれくらいの時間が必要なのか知るのもよいでしょう。
息子は時計を勉強してから、「あと10分で食べ終わってね」と言うと、時計の針ばかり気になり手が止まってしまうことがありました。
体で10分の感覚を覚えておけば焦らずすむかもと思い、この練習を取り入れました。
わが家では、ここまでを丸1日かけて学習しました。
その後も事あるごとに「今何時?」と問いかけ、時刻を読むトレーニングを続けました。
応用編1:〇時間前、〇時間後
キリの良い時刻(ちょうど、半、5分刻み)が読めるようになってきたら、応用編!
今度は「〇時間前、後」など時間の進みや逆算についてのお勉強です。
この内容は小学校2年生以降に習うレベルです。
特に小さいお子さんにとっては難しいのでゆっくり教えてあげるとよいと思います。
わが家では、短い針から始めました。
まず、短い針が1つ進むことを「1時間後」と呼ぶことを教えます。普段の会話でも出てくる言葉なのでなんとなくわかっているようでした。
その後はクイズ形式で進めます。
「今、3時ちょうどのおやつの時間。夜ご飯は6時に食べようと思うけど、今から何時間後かな?」というように、身近な話題から出題します。
最初は時計を手に取り、「1、2、3」と指を使って数えてみましょう。
だんだん慣れてくると目で文字盤を追って計算できるようになりますよ。
次に、時間の逆算です。時計が逆戻りすることはないので、感覚が掴みにくいです。
これも文字盤を指で数えながら学ぶことが一番。