元小1担任が教える入学後に困らないために今やるべき4つのこと
入学して最初のころはそれでもいいかと思いますが、できれば自分のものは自分で管理できるようにしたいものです。
まずは休日のおでかけで練習を
幼稚園や保育園に持っていくものを自分で準備できると練習になりますが、朝の忙しい時間では難しいこともあると思います。そこでまずは休日のお出かけの準備をしてみるのはどうでしょうか。
最初は一緒に準備をして、何が必要かを確認します。覚えてきたら任せてみましょう。忘れ物をするのも経験のうちです。忘れたときはどう工夫するか、忘れないためにどうするか、考えていけるようになるとよいと思います。
わが家の娘は筆箱を忘れたり、水筒を忘れたりとまだちょこちょこ忘れ物をしていますが、体操着も上履きも全部ランドセルに詰め込んで忘れないようにしてみたり、先生にお願いして貸してもらったり、その日はお茶を飲むのをガマンしたり、本人なりに考えて行動しているようです。
そういう経験を積んで、自分の持ち物や準備物の管理ができていくと思います。
道路の歩き方を練習する
今まではどこへ行くのも大人と一緒でしたが、小学校へはひとりで通います。自分の身は自分で守らなくてはいけません。一緒に歩ける今のうちに、安全な道路の歩き方を覚えさせておくと安心です。
曲がり角では必ず止まる、道路は端を歩く、信号では曲がってくる車に注意するなど繰り返し伝えて自分で注意できるようになるといいですね。
学校への通学路だけではなく、その周辺も歩きながら、暗くて危険な道や通行量が多い道も一緒に確認してみてください。ひとりで出かけるようになると一気に行動範囲が広がります。自転車での移動が多いママやパパもたまには一緒に歩いて近所をお散歩してみてくださいね。
お手伝いを通していろいろな経験をしておく
学校生活において経験の差が出てくるのが給食や掃除の時間です。
給食の配膳は、普段から食事の準備を手伝っている子は手際よくできますが、やっていない子はしゃもじの使い方も知りません。
掃除の時間、ほうきを力いっぱい床に押しつけて使う子や雑巾をビショビショのまま使う子もいました。一度もやったことがなければわからなくて当然ですね。
家庭でお手伝いをしていると、いろいろなことを学べますのでぜひこの時期からチャレンジさせてみてください。
困ったことを自分で伝える
どんなにいろいろ準備しても、いろんなことを経験しておいても、学校生活で困ることはなにかしら出てくるものです。