元小1担任が教える入学後に困らないために今やるべき4つのこと
そうなったときに自分で解決していく力も必要です。
先生に「トイレに行きたい」と言えずにおもらしをしてしまう子が年に何人かいました。お友達に意地悪されていると言えなくて、大きなトラブルに発展して初めてわかったこともあります。
何に困っているのか、どうしてほしいのか、自分で伝えられるようにしておくと学校生活でも安心です。
親は子どもが何に困っているか察して何も言われなくても対応できてしまいますが、そこをあえて言葉にして言わせてみましょう。
第三者と話す経験として、「お友達のお母さんと話してみる」「病院の先生に自分で症状を伝えてみる」「お店の人に品物の場所を聞いてみる」「図書館で司書さんと話してみる」などの経験をさせるのもいいと思います。相手に自分のことを伝えるのは練習が必要ですので、ぜひ機会をつくってみてください。
就学準備というと勉強のことに目がいきがちですが、1年生の勉強はそれほど難しいものではありません。
それよりもいろいろなことを経験し、自分のことは自分でやっていけるようにして、自信をもって小学校へ行けるようになってほしいなと思います。
<文・写真:ライターHIDE>