子ども向けプログラミング教室を徹底比較!年中息子の通塾の決め手は
新学習指導要領において、小学校では2020年から、中学校では2021年からプログラミング教育が必修化されることが公表されました。その影響もあり、ここ数年、子ども達のプログラミング学習方法として「ロボット・プログラミング」の人気が非常に高まっています。
今回は5歳の息子の創造力をより深めるために、ロボット・プログラミング教室を探す中で、私が感じたメリットやデメリットとともに、通塾を決めた理由を紹介します。
わが家の5歳の息子は、3歳の頃からひとりで14歳用のレゴ®作品を完成させていました。現在はこれまでのレゴ®作品をすべて分解し、オリジナル作品を作る毎日。そんな息子の作品は、私たち夫婦の想像をはるかに超える仕上がりです。
そこでこの創造力をより深めてもらいたいと思い、ロボット・プログラミング教室を探しはじめました。まず入塾する前に、いくつか体験授業に参加してみようと思いました。
そこで、体験授業後にはきっと息子が通いたがるであろうことを考慮し、「徒歩圏内のロボット・プログラミング教室」という条件をつけて体験授業に参加してみることにしました。
また、息子の作るレゴ®作品を見てもらった時の講師の反応も見たいと思い、急遽体験教室へ行く前に、息子に先生に見せたいと思う作品を作るようにお願いしました。20分ほどで作り上げた作品は、レゴ®と輪ゴムを使ったピストルでした!
作品を説明し始めると熱が入ってしまう息子には、あらかじめ、どんな授業をやっているか知ることが目的だから「授業が終わってから見せようね」という約束をしておきました。
ヒューマンアカデミー ロボット教室
徒歩圏内に2教室あったので両方体験授業を受けました
メリット
・月謝が安い
・教室数が多い
デメリット
・教室によって講師のスキルにばらつきがある
息子の作品への反応
・「すごいねー!」「引っ張る力に輪ゴムを使うアイデアがすごい」と愛を持って評価
LITALICOワンダー
メリット
・スキルの高い講師ばかり
・少人数制で子どものレベルに合った指導を受けられる
デメリット
・月謝が高い
・教室数が少ない
息子の作品への反応
・レゴ®と輪ゴムを組み合わせたことに「君、結構異端児タイプだね」「先生にはないアイデアだったから、今度そのアイデア使わせてもらってもいい?」とコメント
・「同じピストル作るなら、先生はモーターを組み合わせてみるかな」と言い、「モーターって何?」と興味を持った息子に、実際モーターを使ってピストルをパパッと使ってくれた
・帰り際「最近、先生が作ったお気に入りアイテムは自動アルコールスプレーなんだよ」と言って、先生のレゴ作品のプレゼンが始まった
・私たち夫婦にはない講師のスキルの高さに感銘するとともに、講師自身にも多大なレゴ®愛があることを感じた
CreCrefus(小3~)・Kicks(年長~)
こちらはショッピングモールのイベントへの参加で、教室へは行っていません
メリット
・毎年世界大会出場者を輩出している
・ロボット・プログラミングだけではなく、プレゼン方法も学べる
デメリット
・年齢によるクラス分け(レベルに合わせたクラス分けになっていない)
・入会時期が最速で年長の夏
息子の作品への反応
・年長の夏になったら体験教室に来るように言われ、作品にはほとんど反応がなかった
その後、家族で話し合い、「LITALICOワンダー」に入塾を決めました。その特徴とともに理由をまとめました。
LITALICOワンダーの特徴
月4回以上の授業がある
多くの教室が月2回の授業だったのに対して、LITALICOワンダーは月4回、8回の授業を選べます。体験授業から食いつきがよい息子の様子を見て、毎週通わせたいと感じました。
年齢・スキルがさまざま
息子の通っている幼稚園は、同年齢の横割りクラスの活動がメインのため、習い事では異年齢の縦割りクラスを体験してほしいと考えていました。ここでは年齢やスキルがさまざまな子どもたちが、同じ教室でさまざまな課題にチャレンジしています。負けず嫌いな息子は、競争心に火がつくと同時に、人から学ぶ経験もできると感じました。
体験授業でしたが、案の定息子は友達にアドバイスし始め、また先輩たちからアドバイスを受ける姿も見受けられました。端にデスクを並べて集中しやすい空間を作ったり、教室全体にラグが敷き詰められていて、寝転がって作品作りに取り組めたり、子どもたちがお互い学び合いやすいような空間づくりにも、感銘を受けました。
またまわりの子ども達を見ると、みんな意欲的で自分の頭できちんと考えているのが分かりました。志の高い人達に囲まれる環境は、息子にとって財産になると感じました。
先生1人に対して子ども4人まで
講義形式の教室では、先生1人に対して子ども8~10人といったスタイルが多かった中、LITALICOワンダーでは、先生1人に対して子ども4人までの少人数制。子どもの自主性を尊重しつつ、先生がきめ細かくサポートし、新たなモノを生み出せるような環境が整っているように感じました。授業料が他の教室と比べて割高なのも、納得のいくものでした。
5種類のコースを自由に学べる
LITALICOワンダーには「ゲーム&アプリプログラミングコース」「ゲーム&アプリエキスパートコース」「ロボットクリエイトコース」「ロボットテクニカルコース」「デジタルファブリケーションコース」の5種類のコースがあり、毎回自由に選択することが可能です。その中でも、他の教室にはなかった「デジタルファブリケーションコース」に魅力を感じています。
デジタルファブリケーションコースでは、3Dプリンタや、レーザーカッターを使って、子どもがパソコン上でデザインした立体物をリアルに作り出すことができます。
オリジナルのレゴ作品を作っている息子は最近「こういう部品がほしいのだけど」と、現在レゴでは作られていないカタチの部品をほしがることが多々。説明書通りに作ることでは物足りない、自分の想像したものをカタチにしたい息子にぴったりなコースも兼ね備えられているのは魅力的でした。
入塾の決め手は先生の回答
たくさんのロボット・プログラミング教室がある中、LITALICOワンダーに入塾を決めた最大の理由は「ロボット作りは自宅でもできると思うのですが、通塾した方がよいと思う理由があれば教えてください」の回答が納得のいくものだったから。先生からの回答の中に「自分の得意を最大限発揮できる居場所のひとつになってほしい」というものがありました。
現在幼稚園に通う息子は天真爛漫、何のトラブルもなく過ごせています。しかし、これから小学生、中学生と進級していった時、いじめなどのトラブルに巻き込まれる可能性がないとは限りません。そんな時に、家に閉じこもってしまうのではなく、学校と家とは別に「自分の居場所がある」、学校と家とは別に「自分の信頼できる仲間がいる」ことは、息子にとって必ずプラスになってくれると思いました。
LITALICOワンダーは息子にとって、どんな時でも「自分の得意を最大限発揮できる居場所のひとつ」になると確信できたことが、入塾の最大の理由です。
上記は初めての授業後に見せてもらった息子の作品。現在はコロナ禍のため、授業中、親は教室で待機することはできないのですが、迎えに行った時に作品のプレゼンを聞かせてもらうことができます。
「かっこいいの作ったね」としかコメントできなかった私を横目に、お友達のお父さんは「君、ハブを3つも搭載しているなんて、初めての授業を受けた子とは思えないよ。他に何か習い事しているの?お母さん、この子天才ですよ!」と話しかけてくれ、改めて息子のすごさを思い知りました。と同時に、先生や通塾しているお友達に加え、その保護者までもが素敵で、LITALICOワンダーに長くお世話になりたいと強く思いました。
レゴ®スクール
年少から通えるレゴ®ブロックを使ったロボット教室。7つのコースがありますが、プログラミングを学べるコースは小2からのみ。自宅でレゴ®をある程度組み立てられる子どもには物足りない内容に感じますが、初心者なら楽しめる内容かもしれません。
ロボ団
年長から通え、独自の学習カリキュラムを使ってITに強い子どもを育てるロボットプログラミング教室。2人1組で作業をするのが特徴で、仲間とのコミュニケーションやチーム作りに力を入れているようです。
D-SCHOOLオンライン
家の近くに教室がない場合でも、オンラインで学ぶことができる自宅学習型のロボット教室です。ロボット付きで月々4980円という月謝も魅力ではないでしょうか。デメリットとしては、対象年齢が小学3年生からなので「幼児のうちから!」と考えている場合は、LITALICOワンダーのオンライン授業をおすすめします。
いかがでしたか?お子さんのロボット・プログラミング教室選びの参考になればうれしいです。
■今回紹介したスクールの詳細はこちら
<文・写真:ライターかつき>
今回は5歳の息子の創造力をより深めるために、ロボット・プログラミング教室を探す中で、私が感じたメリットやデメリットとともに、通塾を決めた理由を紹介します。
4つの教室を体験して感じたメリット・デメリット
わが家の5歳の息子は、3歳の頃からひとりで14歳用のレゴ®作品を完成させていました。現在はこれまでのレゴ®作品をすべて分解し、オリジナル作品を作る毎日。そんな息子の作品は、私たち夫婦の想像をはるかに超える仕上がりです。
そこでこの創造力をより深めてもらいたいと思い、ロボット・プログラミング教室を探しはじめました。まず入塾する前に、いくつか体験授業に参加してみようと思いました。
しかしロボット・プログラミング教室は私達が思っていた以上に数が多く、どこの教室から体験を申し込めばよいのかわかりません。
そこで、体験授業後にはきっと息子が通いたがるであろうことを考慮し、「徒歩圏内のロボット・プログラミング教室」という条件をつけて体験授業に参加してみることにしました。
また、息子の作るレゴ®作品を見てもらった時の講師の反応も見たいと思い、急遽体験教室へ行く前に、息子に先生に見せたいと思う作品を作るようにお願いしました。20分ほどで作り上げた作品は、レゴ®と輪ゴムを使ったピストルでした!
作品を説明し始めると熱が入ってしまう息子には、あらかじめ、どんな授業をやっているか知ることが目的だから「授業が終わってから見せようね」という約束をしておきました。
ヒューマンアカデミー ロボット教室
徒歩圏内に2教室あったので両方体験授業を受けました
メリット
・月謝が安い
・教室数が多い
デメリット
・教室によって講師のスキルにばらつきがある
息子の作品への反応
・「すごいねー!」「引っ張る力に輪ゴムを使うアイデアがすごい」と愛を持って評価
LITALICOワンダー
メリット
・スキルの高い講師ばかり
・少人数制で子どものレベルに合った指導を受けられる
デメリット
・月謝が高い
・教室数が少ない
息子の作品への反応
・レゴ®と輪ゴムを組み合わせたことに「君、結構異端児タイプだね」「先生にはないアイデアだったから、今度そのアイデア使わせてもらってもいい?」とコメント
・「同じピストル作るなら、先生はモーターを組み合わせてみるかな」と言い、「モーターって何?」と興味を持った息子に、実際モーターを使ってピストルをパパッと使ってくれた
・帰り際「最近、先生が作ったお気に入りアイテムは自動アルコールスプレーなんだよ」と言って、先生のレゴ作品のプレゼンが始まった
・私たち夫婦にはない講師のスキルの高さに感銘するとともに、講師自身にも多大なレゴ®愛があることを感じた
CreCrefus(小3~)・Kicks(年長~)
こちらはショッピングモールのイベントへの参加で、教室へは行っていません
メリット
・毎年世界大会出場者を輩出している
・ロボット・プログラミングだけではなく、プレゼン方法も学べる
デメリット
・年齢によるクラス分け(レベルに合わせたクラス分けになっていない)
・入会時期が最速で年長の夏
息子の作品への反応
・年長の夏になったら体験教室に来るように言われ、作品にはほとんど反応がなかった
「LITALICOワンダー」に決めた理由は
その後、家族で話し合い、「LITALICOワンダー」に入塾を決めました。その特徴とともに理由をまとめました。
LITALICOワンダーの特徴
月4回以上の授業がある
多くの教室が月2回の授業だったのに対して、LITALICOワンダーは月4回、8回の授業を選べます。体験授業から食いつきがよい息子の様子を見て、毎週通わせたいと感じました。
毎週通うことで、学びへの習慣がつきやすく、学習意欲が高い場合、どんどんスキル向上、好奇心が高まっていくように感じました。
年齢・スキルがさまざま
息子の通っている幼稚園は、同年齢の横割りクラスの活動がメインのため、習い事では異年齢の縦割りクラスを体験してほしいと考えていました。ここでは年齢やスキルがさまざまな子どもたちが、同じ教室でさまざまな課題にチャレンジしています。負けず嫌いな息子は、競争心に火がつくと同時に、人から学ぶ経験もできると感じました。
体験授業でしたが、案の定息子は友達にアドバイスし始め、また先輩たちからアドバイスを受ける姿も見受けられました。端にデスクを並べて集中しやすい空間を作ったり、教室全体にラグが敷き詰められていて、寝転がって作品作りに取り組めたり、子どもたちがお互い学び合いやすいような空間づくりにも、感銘を受けました。
またまわりの子ども達を見ると、みんな意欲的で自分の頭できちんと考えているのが分かりました。志の高い人達に囲まれる環境は、息子にとって財産になると感じました。
先生1人に対して子ども4人まで
講義形式の教室では、先生1人に対して子ども8~10人といったスタイルが多かった中、LITALICOワンダーでは、先生1人に対して子ども4人までの少人数制。子どもの自主性を尊重しつつ、先生がきめ細かくサポートし、新たなモノを生み出せるような環境が整っているように感じました。授業料が他の教室と比べて割高なのも、納得のいくものでした。
5種類のコースを自由に学べる
LITALICOワンダーには「ゲーム&アプリプログラミングコース」「ゲーム&アプリエキスパートコース」「ロボットクリエイトコース」「ロボットテクニカルコース」「デジタルファブリケーションコース」の5種類のコースがあり、毎回自由に選択することが可能です。その中でも、他の教室にはなかった「デジタルファブリケーションコース」に魅力を感じています。
デジタルファブリケーションコースでは、3Dプリンタや、レーザーカッターを使って、子どもがパソコン上でデザインした立体物をリアルに作り出すことができます。
オリジナルのレゴ作品を作っている息子は最近「こういう部品がほしいのだけど」と、現在レゴでは作られていないカタチの部品をほしがることが多々。説明書通りに作ることでは物足りない、自分の想像したものをカタチにしたい息子にぴったりなコースも兼ね備えられているのは魅力的でした。
入塾の決め手は先生の回答
たくさんのロボット・プログラミング教室がある中、LITALICOワンダーに入塾を決めた最大の理由は「ロボット作りは自宅でもできると思うのですが、通塾した方がよいと思う理由があれば教えてください」の回答が納得のいくものだったから。先生からの回答の中に「自分の得意を最大限発揮できる居場所のひとつになってほしい」というものがありました。
現在幼稚園に通う息子は天真爛漫、何のトラブルもなく過ごせています。しかし、これから小学生、中学生と進級していった時、いじめなどのトラブルに巻き込まれる可能性がないとは限りません。そんな時に、家に閉じこもってしまうのではなく、学校と家とは別に「自分の居場所がある」、学校と家とは別に「自分の信頼できる仲間がいる」ことは、息子にとって必ずプラスになってくれると思いました。
LITALICOワンダーは息子にとって、どんな時でも「自分の得意を最大限発揮できる居場所のひとつ」になると確信できたことが、入塾の最大の理由です。
上記は初めての授業後に見せてもらった息子の作品。現在はコロナ禍のため、授業中、親は教室で待機することはできないのですが、迎えに行った時に作品のプレゼンを聞かせてもらうことができます。
「かっこいいの作ったね」としかコメントできなかった私を横目に、お友達のお父さんは「君、ハブを3つも搭載しているなんて、初めての授業を受けた子とは思えないよ。他に何か習い事しているの?お母さん、この子天才ですよ!」と話しかけてくれ、改めて息子のすごさを思い知りました。と同時に、先生や通塾しているお友達に加え、その保護者までもが素敵で、LITALICOワンダーに長くお世話になりたいと強く思いました。
他にも気になるロボットプログラミング教室を紹介
レゴ®スクール
年少から通えるレゴ®ブロックを使ったロボット教室。7つのコースがありますが、プログラミングを学べるコースは小2からのみ。自宅でレゴ®をある程度組み立てられる子どもには物足りない内容に感じますが、初心者なら楽しめる内容かもしれません。
ロボ団
年長から通え、独自の学習カリキュラムを使ってITに強い子どもを育てるロボットプログラミング教室。2人1組で作業をするのが特徴で、仲間とのコミュニケーションやチーム作りに力を入れているようです。
授業時間が3時間なのも魅力。
D-SCHOOLオンライン
家の近くに教室がない場合でも、オンラインで学ぶことができる自宅学習型のロボット教室です。ロボット付きで月々4980円という月謝も魅力ではないでしょうか。デメリットとしては、対象年齢が小学3年生からなので「幼児のうちから!」と考えている場合は、LITALICOワンダーのオンライン授業をおすすめします。
いかがでしたか?お子さんのロボット・プログラミング教室選びの参考になればうれしいです。
■今回紹介したスクールの詳細はこちら
<文・写真:ライターかつき>