子育て情報『シリーズ 専門家にきく! 体験が科学する心をはぐくむ 板橋区立教育科学館にきく科学館の楽しみかた 第4回(全4回)』

シリーズ 専門家にきく! 体験が科学する心をはぐくむ 板橋区立教育科学館にきく科学館の楽しみかた 第4回(全4回)

なんて、科学館に聞いていいものなんですか?

持永:たとえば、プラネタリウムでは、実際に星空を見たいのだけれどどこに行けばいいの?とよく聞かれますし、昨日の夕方、空にすごく明るい星があったけれど、あれはなんですか?なんて電話もあります。

そんなふうに、なにか疑問があったら、科学館に聞いてみる。そこでは解決しないかもしれませんが、こういう施設があるから聞いてみたらどうかとか、こちらの施設に行くとこんな体験ができるかも、といった答えが得られるかもしれません。

渡邉:科学知識の普及が目的の科学館だからこそ、そういう疑問にこたえてくれるんですね。施設によって対応が違うかもしれませんが、まずは足を運んだ科学館にもっと聞いてみたら、なにか新しい情報が得られそうです。

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科学館には近隣の科学展示などのチラシが置いてあることも

さて、長い休みなどを利用して、1日科学館ですごすとしたら、どんなプランがオススメですか?

持永:大きい科学館だと回っているだけで1日すごせるところもありますが、わたしたちのような小さい科学館では、来るまえに情報を調べておくといいと思います。どういう順番で行けばなにが体験できるのか調べたり、イベントやワークショップの受付時間や、お目当てのプラネタリウムの投影時刻といったことを、ぜひホームページで調べてみてください。

渡邉:先着順とか、開催時間が決まっているものを事前に調べておけば、足を運んだけれど体験できなくて残念ということがなくなりますものね。


最後に、理想として、小学生にはどんなふうに科学館とつきあってほしいと考えているか、お聞かせください。

持永:理想としては、科学館を、ただ遊びにくる場所ではないと意識してほしいと思います。ただ楽しいだけの場所ではなく、なにかがある場所ということに気付いてほしいなと思います。

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ほかにも興味が出たら、別の場所にも行ってステップアップしてほしい

渡邉:そのなにかというのは、科学的な気付きだったり、知的好奇心をくすぐるものだったりするわけですね。持永:そうです。そこに気付いてほしい。そして、気付いた子には別の場所に行って、さらにステップアップしてほしいです。

わたしはプラネタリウムで解説していたとき、プラネタリウム好きの子どもになってほしくないと思っていました。
もう1回プラネタリウムに行きたい、それはそれでうれしいことですが、次は空を見に行ってほしいと思っていました。

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