【新型コロナウイルスによる親子のストレス調査】子どもにとって一番のストレスはお出かけできないこと
編集部:学研キッズネット編集部
アクトインディ株式会社が企画運営する国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で親子にとってどのようなことがストレスになっているのか、小学生以下の子どもを持つ全国の保護者307名を対象としたアンケート調査を実施しました。(調査期間:2020年4月6日~2020年4月13日)
新型コロナウイルスによるストレス
本来であれば新生活がスタートし、保育園や幼稚園、小学校などに通っているはずの子どもたちだが、新型コロナウイルスの感染拡大により、家にこもらなければならない状況が続いている。このような状況下で親子が抱えるストレスは様々だ。多くの情報を見聞きする保護者が「感染するかもしれないこと」にストレスを感じることは容易に想像できる。一方、状況がよくわからないまま、普段の生活ができなくなってしまった子どもたちにとっては、「遊びに行けないこと」や、「運動不足になっていること」が大きなストレスになっているようである。
ストレスによる心身の影響は保護者にも子どもにも表れてきており、「怒りやすくなっている」割合は親子に共通して高い。なお、ストレスを感じているものの影響は「特にない」と回答したのは保護者では約1割であるのに対して、子どもは約3割であるが、まだまだ自分の気持ちをうまく伝えられなかったり、体調の変化に気づけていなかったりする可能性も考えられる。「できるだけストレスをためないように、求めたものはできるだけ与える」といった保護者の声にもあるように、先が見えないからこそ、自分たちにあったストレス解消法を早期にみつけていくことが重要なのかもしれない。
1. 「感染するかもしれないこと」に強いストレスを感じる保護者たち
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、ストレスを感じている保護者の割合は9割超という結果だった。
4月7日時点で政府から緊急事態宣言が出されている対象エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県)とそれ以外の非対象エリアの回答者で回答を見たところ、若干非対象エリアの方が低めだったが、いずれも90%を超えていた。
具体的にストレスを感じていることは、「感染するかもしれないこと」が約9割と一番多く、「遊びや旅行に出かけられないこと」が約8割、「感染させてしまうかもしれないこと」