【新型コロナウイルスによる親子のストレス調査】子どもにとって一番のストレスはお出かけできないこと
が約6割と続いている。緊急事態宣言対象エリア別でみると、特に「感染させてしまうかもしれないこと」「友人・知人に会えないこと」などが対象エリアで多い。対象エリアの方が、自らが感染を広げてしまうかもしれないという意識をより強く持っており、「会わない」などの行動をより多く取っていることが反映されていると思われる。
「家族が家にいる時間が長くなること(休校含む)」にストレスを感じていると回答した方について、どのようなことがストレスにつながっているのかを聞いたところ、一番多かった回答は「食料品購入など出費が増えたこと」で約7割であった。続いて「子どもが長時間家にいること」(約6割)、「子どもがストレスを抱えていること」(約6割)の回答が多かった。
ストレスがたまることで保護者に表れる影響については、「食べ過ぎや食欲不振」が約5割で一番多く、「子どもに怒りやすくなっている」が4割、「マイナス思考になっている」「精神的に不安定になっている」が約3割という結果だった。特にストレスが子どもに向いている状況が懸念される。「食べ過ぎや食欲不振」「子どもに怒りやすくなっている」などは、緊急事態宣言対象エリアで高く、より緊迫した状況の対象エリアで、そのような影響が出ていることがうかがえる。
2. お出かけできないことに強いストレスを感じる子どもたち
子どもにとってのストレスは、「お出かけ施設に遊びにいけないこと」が約7割と一番多く、「運動不足になっていること」(約6割)、「長時間家にいること」(約5割)が続いた。新型コロナ感染拡大が収束し、子どもたちが心から楽しくお出かけできるようになる日が早く来ることを願わないではいられない。
ストレスによる子どもへの影響については、「泣いたりぐずりやすくなっている」(32%)、「怒りやすくなっている」(27%)、「集中力ややる気がない」(26%)が上位にあがった。一方、「特になし」が26%となっており、子どものストレスがそれほど表れてないという傾向が見られるが、子どもがうまくストレスを表現できていない、または大人が子どものストレスをうまくキャッチできていない可能性にも留意すべきだろう。
子どものストレス軽減のために購入や申し込んだものとしては、「本、漫画、付録付き子ども用の雑誌」(40%)が一番多く、「子どもと作るためのお菓子や料理の材料など」