制度を利用するかどうか、よく考え、支援機関などと連携し、相談しながら進めていくとよいでしょう。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/index.html
障害者雇用対策|厚生労働省
就労支援サービスを受けたり、障害者雇用制度の求人枠を利用せず、自分で仕事を探すこともできます。その場合、すべて一人で決めなくてはいけません。仕事の内容や、面接のスケジュール管理、面接へ向かう道のりなどをすべて自分で行いますので、少し負担がかかるかもしれません。
また、コミュニケーションを苦手とする人の場合は、周りの人がうまく就職活動をサポートし、一番働きたいところで働けるよう面接の練習を手伝ってもらったり、サポートを受けた上で面接に臨むようにしましょう。
診断名を会社に伝えるべき?
Upload By 発達障害のキホン
国・民間の就労支援制度を通して就職先を見つけ、事前に自閉症ということを伝えてある場合は問題ありません。しかし自分自身で仕事を見つけた場合、自閉症であることは伝えた方がいいのか迷う方もいるでしょう。また伝える場合、どのように伝えればいいでしょうか。
必ずしも診断名を報告する義務はありません。伝えた場合、伝えない場合、それぞれにメリット・デメリットがあるのでご自身の状況を考えたうえで報告するかどうかを見極めたほうがよいでしょう。
自閉症だと伝えるメリットとしては、周りの理解が得られれば、職場環境や仕事内容、人事異動などを検討してくれたり、仕事上のフォローをお願いしやすくなるという点が挙げられます。
業務内容にもよりますし個人差はありますが、自閉症があることを隠したまま仕事をしていると、本人が辛い思いをする可能性が増えることが考えられます。例えば感覚過敏で苦手な刺激や作業がある場合や、対人関係などが挙げられます。
ストレスを抱えて仕事をすることによって、さらに失敗が増えるなど、よくない悪循環にはまってしまうことも考えられます。
一方、デメリットとしては、報告しても障害への理解が得られない可能性も0ではないということです。逆に誤解されてしまう場合も考えられるので、ご自身の状況と環境をよく考え、報告するかどうか決めるとよいでしょう。