カサンドラ症候群とは?アスペルガー症候群の家族がいる人が注意したい症状・対処法まとめ
さんはアスペルガー―奥(ツナ)さんはカサンドラ』(コスミック出版) の著者である野波ツナさんは実際に以下のようなことを経験したそうです。
自宅の購入の際には野波さんに全てを任せきり。突然、仕事を辞めたときも、将来の話し合いはできなかった。揚げ句の果てには、300万円の借金が発覚した。
夫の言動を周囲に訴えても「男の人ってそんなもの」などと言われて終わり。「自分が悪いのかもしれない」と思い詰め、抑鬱状態になった。離婚が頭をよぎる中、インターネットを検索していると、夫の言動がアスペルガーの人と一致していることに気づき、医療機関を受診。すぐに、診断がついた。
http://www.sankei.com/life/news/150825/lif1508250005-n1.htmlhttps://www.amazon.co.jp/dp/4774791172
『旦那(アキラ)さんはアスペルガー―奥(ツナ)さんはカサンドラ』 |野波ツナ
カサンドラ症候群の原因
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021002108
カサンドラ症候群を引き起こす発端には、身近な人のアスペルガー症候群の特性によるトラブルがあるといえます。では一体、カサンドラ症候群の発端となるアスペルガー症候群の特性とはどのようなものなのでしょうか。
アスペルガー症候群には3つの症状があります。「コミュニケーションの問題」、「対人関係の問題」、「限定された物事へのこだわり、興味」の3つです。
・コミュニケーションの問題
表面上は問題なく会話できるのですが、その会話の裏側や行間を読むことが苦手です。明確な言葉がないと理解がむずかしく、比喩表現などをそのままの意味で鵜呑みにしてしまう傾向があるため、人の言葉を勘違いしやすく、傷つきやすい面があります。具体的な症状としては、曖昧な表現が苦手だったり、不適切な表現を使ってしまうことなどがあります。
・対人関係の問題
場の空気を読むことに困難さがあり、相手の気持ちを理解したりそれに寄り添った言動が苦手な傾向にあります。
そのため、社会的なルールやその場の雰囲気を平気で無視をしたような言動になりがちで、対人関係を上手に築くことが難しいです。具体的な症状としては、相手の気持ちを理解することが苦手なことから、相手を傷つけたり、自己中心的と思われる言動や行動をしてしまうことなどがあります。