2016年7月20日 19:00
特別支援学校ってどんなところ?教育環境から入学への流れまで
通級・特別支援学級・特別支援学校のメリット・デメリット
教育システムの違いから、通級・特別支援学級・特別支援学校それぞれにメリット・デメリットがあります。お子さんの学校選びの参考にしてみてください。
■通級
・通常学級での子どもとコミュニケーションをとる機会が比較的多い
・学習面で通常学級の授業が受けられる
・必要なフォローを受けられる
・通常学級から離れる時間が気分転換になることもある
■特別支援学級
・給食の時間や昼休みなどは通常学級での子どもとのコミュニケーションなどの経験ができる
・発達の程度に準じたカリキュラムで指導を受けられる
・学校と相談しながら通常学級との行き来ができるようにもなる
■特別支援学校
・個々人の障害の程度に合わせたカリキュラムで、専門性を持った先生からきめ細かい指導が受けられる
・高等部では職業教育が受けられる
■通級・特別支援学級
・在籍基準があいまい
・すべての学校に通級指導教室や特別支援学級があるわけではない
・高校では通級制度はまだ整えられておらず、特別支援学級も設置されていないのが現状(ただし、2018年度から高校でも通級指導を始めるよう文部科学省が準備を進めている)
・学級数や受け入れ可能人数などに地域差が大きい
・通常学級との行き来がお子さんのストレスになることもある
■特別支援学校
・通常学級の子ども、同世代の子どもと触れあう機会が少ない
・転学・転校は可能だが手続きが必要
・障害の程度によっては入学できない可能性がある
・特別支援学校高等部を卒業しても、通常の高卒資格は得られない(ただし大学入学資格を得ることはできる)
・地域差、学校差がある
特別支援学校への入り方・相談方法
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007524
小学校へ入学するまでの流れは以下のようになっています(あくまで一例ですので、詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください)。
■年中期~6月ごろ:情報収集
お住まいの市区町村の教育委員会に問い合わせたり、ホームページを参照して、地域にある特別支援学校や、小学校の特別支援学級の有無などについて情報を集めましょう。
また4月から6月ごろにかけて、教育委員会が幼稚園や保育園、発達支援センターや療育センターに「個人調査票」