子育て情報『全般性不安障害とは?不安が制御できない症状と年齢ごとの特徴、本人・周囲の対処法は?』

2017年5月29日 12:00

全般性不安障害とは?不安が制御できない症状と年齢ごとの特徴、本人・周囲の対処法は?

によると、全般不安症/全般性不安障害として以下の診断基準があります。

A.(仕事や学業などの)多数の出来事または活動について過剰な不安と心配(予期憂慮)が起こる日のほうが起こらない日より多い状態が少なくとも6ヶ月間にわたる。

B.その人は、その心配を抑制することが難しいと感じている。

C.その不安および心配は、以下の6つの症状のうち3つ(またはそれ以上)を伴っている(過去6ヶ月間、少なくとも数個の症状が、起こる日のほうが起こらない日より多い)。注:子どもの場合は1項目だけが必要。
ⅰ落ち着きのなさ、緊張感、または神経の高ぶり
ⅱ疲労しやすいこと
ⅲ集中困難、または心が空白になること
ⅳ易怒性
Ⅴ筋肉の緊張
Ⅵ睡眠障害(入眠または睡眠維持の困難、または落ち着かず、熟眠感のない睡眠)

D.その不安、心配、または身体症状が、臨床的に意味のある苦痛、または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。E.その障害は、物質(例:乱用薬物、医薬品)または他の医学的疾患(例:甲状腺機能亢進症)の生理学的作用によるものではない。

F.その障害は、他の精神疾患ではうまく説明できない(例:パニック障害におけるパニック発作が起こることの不安又は心配、社交不安症における否定的評価、強迫症における汚染、または他の強迫観念、分離不安症における愛着の対象からの分離、心的外傷後ストレス障害における身体的訴え、醜形恐怖症における想像上の外見上の欠点の知覚、病気不安症における深刻な病気をもつこと、または、統合失調症または妄想性障害における妄想的信念の内容、に関する不安または心配)。


日本精神神経学会/監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(医学書院,2014年刊)p.220より引用

https://www.amazon.co.jp/dp/4260019074/


全般性不安障害かも?と気になったときは専門機関に相談を

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367004170

全般性不安障害は通常、身体の不調の症状を強く感じて内科に診察を受けに行く人が多いです。しかし、検査をした際に異常なし、と診断されることがあり、精神疾患について言及するお医者さんは必ずしも多いとは言えません。

他の科で異常がないと診断されたが、身体的、精神的不調が半年以上続いており常に不安なことがある。

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