子育て情報『アスペルガーの私は、ときどき自分の感情がわからなくなる。なぜ?』

アスペルガーの私は、ときどき自分の感情がわからなくなる。なぜ?


その場で反応できない「感情の後出し」、その辛さは後から罪悪感に

アスペルガーの私は、ときどき自分の感情がわからなくなる。なぜ?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29969000271

アスペルガー症候群とADD(注意欠陥)を持つ私には、物心付いたときから困っていることがいくつかあります。

そのひとつが「感情の後出し」。

例えば、何か失礼な冗談を言われたとき、その場ではもやもやするだけで(ともすれば、もやもやすることも無いまま)気付かず、しばらく経ってから「あのとき私は悲しかったんだ!腹が立っていたんだ!」と後から思い出したように感情が湧き上がってくるのです。

嬉しい場合も同様で、特にプレゼントをもらうなどのサプライズに対しては、喜びを上手く表現できず、お礼を言うべき場面で失礼な言葉を返してしまうこともあります。

周りの人たちにしてみたら、前者のケースは「後になって蒸し返すなんてしつこい」、後者のケースですと、その場で相手の気分を害してしまう上、後日自分が罪悪感に苛まれます。

いずれにしても、トラブルの原因になることがしばしばでした。


困って調べてみると、「アレキシサイミア」という言葉を発見。


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発達障害の診断を受ける何年も前、この「感情の後出し」について、知人に相談してみたことがあります。

すると、「それ、ストレスが原因の心身症らしいよ。いわゆる真面目な『いい子ちゃん』や八方美人がなりやすいんだって」と指摘されました。

後になって調べてみると、それは「アレキシサイミア(失感情症)」と呼ばれるもので、知人が言っていた通りの心身症で、アダルトチルドレンとの関係性も示唆されていました。

とはいえ、今ひとつピンと来ません。

なぜならこれは、私にとって幼いころからの困りごとであり、人との関わりでも、八方美人というよりは、何につけても一方的です。また、育った家庭環境も機能不全ではないので、要因としては考えにくかったのです。
その後、発達障害の診断を受け、改めてアレキシサイミアについて、調べてみる機会がありました。

わかったことは、アレキシサイミアは発達障害の人にはよくあることで、特にアスペルガー症候群とは関係が深い、という文章をいくつか見つけることができました。

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