「幻覚・幻聴がある」統合失調症とは?症状、原因、困りごと、対処法まとめ
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統合失調症の診断ガイドライン
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10387000428
統合失調症は、大きくとらえると「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」という疾患分類の中に含まれる病気です。
2014年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)によると、統合失調症の診断基準は次のようになります。
A. 以下のうち2つ(またはそれ以上)、おのおのが1ヶ月(または治療が成功した際はより短い期間)ほとんどいつも存在いする。これらのうち少なくとも1つは(1)か(2)か(3)である。
(1)妄想
(2)幻覚
(3)まとまりのない発語(例:頻繁な脱線または滅裂)
(4)ひどくまとまりのない、または緊張病性の行動
(5)陰性症状(すなわち情動表出の減少、意識欠如)
B. 障害の始まり以降の期間の大部分で、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能のレベルが病前に獲得していた水準よりも著しく低下している(または、小児期や青年期の発症の場合、期待される対人的、学業的、職業的水準にまで達しない)
C. 障害の持続的な兆候が少なくとも6ヶ月間存在する。この6ヶ月間の期間には、基準Aを満たす各症状(すなわち、活動期の症状)は少なくとも(または、治療が成功した場合にはより短い期間)存在しなければならないが、全駆期または残遺期の症状の存在する期間を含んでもよい。これらの前駆期または残遺期の期間では、障害の兆候は陰性症状のみか、もしくは基準Aにあげられた症状の2つまたはそれ以上が弱められた形(例:奇妙な信念、異常な知覚体験)で表されることがある。D. 統合失調感情障害と「抑うつ障害または双極性障害、神経病性の特徴を伴う」が以下のいずれかの理由で除外されていること。
(1)活動期の症状と同時に、抑うつエピソード、躁病エピソードが発生していない。
(2)活動期の症状中に気分エピソードが発症していた場合、その持続期間の合計は疫病の活動期および残遺期の持続期間の合計の半分に満たない
E. その障害は、物質(例:乱用薬物、医薬品)