2016年10月20日 14:00
不登校の子を「見守る」という支援を。先生に忘れてほしくない4つのこと
子どもと学校とのやり取りを記入しする連絡帳についてです。家庭への連絡は、連絡帳ではなく、他のノートに記入するか電話にてお願いしたいです。
なぜなら連絡帳は、子どもが目を通すこともあるからです。そこに親へのメッセージである「早寝早起きさせてください。」「頑張るよう励ましの声かけお願いします。」などを書いてしまうと、子どもに影響があることは目に見えています。
また、クラスメイトからの「早く元気になって学校に来てね!」「ゆっくり休んでね。学校で待ってるよ。」という励ましの言葉を届けることで、不登校の子どもは逆に負担に感じることもあります。
病気や怪我で学校に行けない場合の励ましは力になりますが、不登校の子どもの場合はそうとは限らないということを忘れないでほしいです。
たとえば、家庭訪問で先生が子どもと面談できたときには、ぜひ子どもと会えた喜びを伝えてあげてください。
会う度に「学校においで!」と言ってくれる先生もいますが、その言葉が子どもの負担になっていることもあります。
我が家でも実際に、先生からの「お前、頑張れよ。みんな待ってるよ。しっかりしろよ。」「学校に少しでもいいからおいで。みんな待ってるよ。」という言葉に子どもは拒否反応を示していました。こういった言葉が、これまで頑張ってきた子ども自身を否定してしまうこともあるのです。
さらに、こういった言葉かけによって子どもは「先生と会えば学校に連れていかれる!」と思い、会うことすら拒否をするようになりかねません。
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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10296000181
それから、先生方からよく言われたのは「お子さんの生活リズムを整えるように」ということでした。
先生から実際に「生活リズムを整えないから学校に行けないのでは?」と言われたこともありますが、本当にそうでしょうか?
そもそも生活リズムが崩れる原因が、「学校に行きたくない。学校で過ごすのは不安。」という気持ちです。そんな不安により子どもが不眠になったり、夜なかなか寝付けないことに繋がっていると思います。
もちろん親である私も早寝早起きさせる事には気を付けてはいました。
しかしそれと同時に、不登校になる前から夜に寝付けず辛そうな子どもの様子も目の当たりにしています。