子育て情報『子どもの低緊張(筋緊張低下症)とは?フロッピーインファントの具体的な症状、治療法、相談先について』

2016年12月15日 18:51

子どもの低緊張(筋緊張低下症)とは?フロッピーインファントの具体的な症状、治療法、相談先について

また、他に見られる症状としては、母乳やミルクがうまく飲めない、呼吸困難がある、転倒しやすい、などが挙げられます。

疾患が進行して筋力が低下すると、体の力が入らなくなったり、歩けなくなったりなど体の各部分の運動機能に障害がみられるようになります。

合併症がある場合もあります。具体的に合併しやすいのは、中枢神経の障害や難聴、知的障害、発達障害、けいれん、白内障や網膜症などです。

https://www.ohta-hp.or.jp/n_etc/80med/dep/dep07/d07_04.htm
筋ジストロフィー/医学小知識

通常の場合、人には46本の染色体があります。ですが、何らかの原因により染色体に異常が起こると、その数が多くなったり少なくなったり、変形したりします。染色体の異常は、妊娠中または出生後まもなく、血液検査により発見されることが多いです。

染色体異常があって生まれた子どものうち、低緊張の状態が表れるのは、ダウン症候群、プラダー・ウィリ症候群などです。


◇ダウン症候群
通常、21番目の染色体が1本多くなっていることから「21トリソミー」とも呼ばれます。筋肉の緊張度が低く、場合によっては知的な発達に遅れなどを特徴とする症候群です。心疾患などを伴うことも多いです。ダウン症の出現率は、国や人種によらず800~1000人に1人といわれています。

◇プラダー・ウィリ症候群
低緊張、また、お乳を吸うための筋肉が弱い哺乳障害、幼児期からの過食と肥満、発達の遅れ、低身長などを特徴とする症候群です。15000人に1人の頻度で発生します。

http://www.jdss.or.jp/family/index.html
ダウン症を授かったご家族へ|公益財団法人 日本ダウン症協会

http://www.nanbyou.or.jp/entry/4768
プラダー・ウィリ症候群|難病情報センター

中枢神経系の障害とは、脳の機能に障害が起こることです。脳の中枢神経系が未成熟な場合には、発達全般に遅れが生じます。
筋肉の緊張が低く、だらんとした姿勢になることがあります。運動発達面の他には、言語、認知面にも遅れが生じる場合があります。

低緊張が引き起こる中枢神経系の障害には主に以下の2つが挙げられます。

◇脳性まひ
中枢神経系の障害の一つです。脳性まひは出生前、もしくは直後に脳のダメージを受けることにより起こる運動障害のことです。

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