子育て情報『脳性麻痺とは?どんな症状なの?いつ分かるの?治療方法はあるの?など徹底解説します!』

2017年1月31日 08:30

脳性麻痺とは?どんな症状なの?いつ分かるの?治療方法はあるの?など徹底解説します!

たとえば、知覚や認知、視覚や聴覚の部位にも損傷している場合は、脳性麻痺に付随した障害がみられます。具体的な障害には、聴力障害・視力障害・てんかん発作・知的障害・発達障害などがあります。

トルコにあるイスタンブール大学のKILINCASLAN医師は、脳性麻痺の子どもが自閉症や発達障害を伴うケースは、決してまれではないことを2009年に発表しました。126人の脳性麻痺の子どもを調査したところ、自閉症などの広汎性発達障害(PDD)を合併している子どもが15%いたことを明らかにしています。

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1469-8749.2008.03171.x/epdf
参考論文:Ayse Kilincaslan and Nahit Motavalli Mukaddes,Pervasive developmental disorders in individuals with cerebralpalsy, Developmental Medicine & Child Neurology 2009, 51: 289–294


脳性麻痺の治療・療育法は?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10312000232

脳性麻痺は、脳が傷ついてしまったことが原因でおこるものなので、損傷した部分が直接治ることはありません。一方、てんかんなどが合併している場合を除いて、脳の損傷部分が悪化するということもありません。

脳の損傷は治らないものの、治療・療育を通して運動機能の発達を促して、運動や姿勢の障害の改善が目指されます。

筋肉を緊張したままにしておくと、筋肉が硬直してしまって改善しづらくなってしまいます。
この状態は、さらなる筋肉や関節の硬直をもたらすので、早期からの治療・療育がとても大切になってきます。

また、単にリハビリ等の療育を通して運動機能の発達・改善を促すばかりでなく、脳性麻痺のある人やその周囲の支援者が、自分自身の身体に合わせた運動方法や生活環境を模索しつくりあげていくというアプローチも大切です。


脳性麻痺はいつ、どうやってわかる?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038002111

明らかに麻痺があるなど重度の脳性麻痺をのぞき、特に早期に脳性麻痺を診断することは、一般的にとても難しいと考えられています。

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