2017年3月24日 18:17
構音障害とは?構音障害の原因、診断方法、訓練方法、家庭でできる工夫などを紹介
利用する場合は、施設に直接申し込みを行います。
発音を育てるために家庭でできること
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017615
家庭での生活や遊びのなかで、お子さんの様子を観察し、楽しく練習する機会を作りましょう。
◇構音器官をどのように使っているか
構音に関わる器官は、ことばを話す以外にも使われています。例えば
・息を吸う、吐く
・息を吹きかける
・口を開ける、閉じる
・噛む
・なめる
・のみこむ
などがあげられます。
これらの様子を観察してみましょう。周囲のお子さんと比べてうまくいかない、力が入らない、あるいはどこかに力が入りすぎる場合は、その様子を記録しておくと良いでしょう。
口を閉じる練習・いろいろなものを噛む練習・息を長く吹く練習などが有効な場合と、余計な力を取り除くためまずはリラクゼーションの練習が必要な場合とがあります。お子さんによって取り組むと良い動作が違うため、これまでの記録とともに専門家に相談し、アドバイスをもらいましょう。
◇音への意識を高める、聴く力を育てる
遊びを通じて、音に注目する力、音に耳を傾ける力を育てましょう。
・しりとり
しりとりは効果的なあそびです。
ルールの理解が難しい場合は、絵や写真、ひらがなやマス目などを手がかりとして見せながら、無理ない範囲で一緒にやってみましょう。
「さかな」「なす」「すいか」「からす」などの絵カードや文字カードを用意します。カードを指しながら「さかな」と言った後、「な・な・な…」と言いながら次に続くカードを探すのも良い方法です。
・かるた
かるたも、音への意識を高める遊びです。正しい札を選んだあとに、1文字ずつ指をさしながら一緒にゆっくりと文章を読んでみるのも良いかもしれません。
・じゃんけんすごろく
サイコロの代わりにじゃんけんを使ってすごろくをします。
グーで勝ったなら「ぐ・り・こ」、チョキなら「ち・よ・こ・れ・い・と」、パーなら「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」と言いながら1文字ずつ進みます。
大きな紙にスタートとゴールを描き、その間をマス目でつないだすごろくを親子でするのも良いでしょう。階段を使って、勝った人が出した手に応じて1段ずつ進むゲームもあります。
◇コミュニケーション手段の確保
構音の獲得や改善に効果的な方法を探る一方で、「自分の思いを伝える」