子育て情報『ずりばいとは?ハイハイとの違い、始まる時期、しない理由、練習法や相談先を紹介します。』

ずりばいとは?ハイハイとの違い、始まる時期、しない理由、練習法や相談先を紹介します。

が少ない、呼びかけに対する反応が薄いと感じることがあるなら、専門機関に相談し、医師の診断を必ず受けてください。

以上の理由には当てはまらなくてもなお違和感がぬぐえない時は、低緊張である可能性も考えられます。低緊張とは、自分の体を支えるための筋肉の張りが弱い状態のことをいいます。低緊張の赤ちゃんは、体がふにゃふにゃとしていたりするという印象がもたれます。というのも、低緊張の赤ちゃんは体を支え動かすための筋肉の張りが弱く、思うように体の動きをコントロールすることができないためです。

低緊張の赤ちゃんは、脳性麻痺(マヒ)、自閉症スペクトラム障害や、筋ジストロフィー、先天性ミオパチーなどの疾患を持っている可能性が出てきます。しかし、赤ちゃんがずりばいやハイハイをしないという点だけで発達障害や疾患があるという自己判断は禁物です。早合点は赤ちゃんのためにならないので、冷静に専門機関に相談し、診断や支援を受けてください。



ずりばいもハイハイもしないまま立ってしまうのは問題?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038019484
結論からいうと、ずりばいやハイハイをしないまま一人歩きに移行することは問題はありません。乳児期後半に腰すわりを経て一人歩きへと進んだのであれば、その赤ちゃんにとってはずりばいやハイハイよりも歩くという動作が適していたということなのでしょう。

時に、お座りが安定する時期になるまでずりばいをしなかった赤ちゃんの中には、座ったままの姿勢でお尻をズリズリとすりながら移動する赤ちゃんがいます。これは「シャフリング」といわれるユニークな移動手段です。シャフリングをする赤ちゃんには「うつぶせを嫌がる」「寝返りをしない、またはできるのにやらない」「脚を床につけるのを嫌がる」という傾向もあるそうです。

そんな赤ちゃんをさらに観察すると、両脇を抱えて抱き上げた時でもひざを曲げたままという特徴もあるそうです。お座り以降の発達が遅れがちになることが多く、歩き始めるのも遅めな傾向ですが、知的な発達は正常だそうです。
シャフリングを好む赤ちゃんの4割は、兄弟姉妹や両親のいずれかにシャフリングベビーがいる/いたという統計があります。

http://www.achmc.pref.aichi.jp/sector/hoken/information/file/screening_manual/manual09.pdf
出典: あいち小児保健医療総合センター 乳幼児健診の実際P113より

シャフリングを好む赤ちゃんはずりばいもハイハイもせずに立つステップに入ることがほとんどですが、歩き始めれば下肢全体の成長もほかの子に徐々に追いつき、その後は正常に発達していくと言われています。

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