子育て情報『シャフリングベビーとは?特徴やハイハイをしない原因、その後の発達や障害の可能性、相談先について』

2017年2月23日 17:00

シャフリングベビーとは?特徴やハイハイをしない原因、その後の発達や障害の可能性、相談先について

仰向けで寝転がった大人のお腹の上で赤ちゃんをうつぶせにすると、体が密着していて目が合うので赤ちゃんは安心し、少し長めにうつぶせをしてくれることが多いそうです。落ちないように配慮しながらバランスボールの上でうつぶせにさせてもよいでしょう。

この姿勢は頭を支える肩や背中の筋力を鍛えるとともに、うつぶせで重心をとる感覚を強化していくことができます。大人がうつぶせの赤ちゃんを抱えあげて前後に揺らす、飛行機遊びのような動きも赤ちゃんは喜ぶでしょう。

・赤ちゃんの背後や左右から呼びかける
シャフリングベビーは、お座り姿勢から別の姿勢になることを避ける傾向があります。正面からの呼び掛けには方向転換の必要がないため赤ちゃんはシャフリングで移動をしますが、背後や左右から呼び掛けた場合はすばやく方向転換をするために手を使う頻度が上がます。この過程で赤ちゃんは自然に重心を左右に傾ける感覚をつかんでいき、いつしかお座りからよつんばい、よつんばいからお座りになることに慣れていきます。

・ハイハイを見せる、追いかけっこをする
赤ちゃんは真似をすることが大好きなので、保護者や他の赤ちゃんのハイハイ姿をたくさん見せてあげることも刺激になります。
シャフリングをする赤ちゃんをハイハイで追いかけたり、ハイハイしながら逃げるそぶりを見せる遊びにより、赤ちゃんが手と脚を連動して動かすことを視覚的に覚え、ハイハイする意欲を引き出せるかもしれません。熊や犬、猫など、四足歩行の動物の出てくる絵本や動画をいっしょに見て、真似をしてみるのもよいでしょう。

シャフリングベビーとは?特徴やハイハイをしない原因、その後の発達や障害の可能性、相談先についての画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038012501

赤ちゃんの足腰の筋力アップとバランス感覚の強化につながる遊びを取り入れることで、つかまり立ちの意欲を引き出すことを狙います。シャフリングベビーは前述の通り下半身の筋力が未熟な傾向があるため、赤ちゃんが不機嫌になるようなら短時間で切り上げ、日や時間を改めて繰り返すことをおすすめします。

時に、歩行器を使うご家庭でシャフリングベビーの足腰の発達を促したい場合には使い方を一度考え直してみてください。なぜなら、歩行器は上半身を支える力を補助する効果がある一方で、爪先だけの軽い蹴りでも移動ができてしまうからです。立つ/歩くということは、すなわち自分自身の力で体を支え、腰と足裏でバランスをとって移動できるようになることなので、補助器具を用いた練習はほどほどにしたほうがよいかもしれません。

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