出産をきっかけに、うつと神経症が悪化。そのとき私を救ったのは…
切迫早産の可能性のため入院。そして出産後も消えない不安

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妊娠したら、しばらくは普通に妊婦として生活して、直前になったら病院に担ぎ込まれて出産するんだとばかり思っていました。
しかし、私の出産経験は、想像と全く違う結果となりました。
妊娠4カ月半で切迫早産で入院、その後の検診で大きなトラブルが判明、出産までの長期入院を言い渡されてしまったのです。
私が入院した病院では、切迫早産や切迫流産、合併症、胎児の病気などのトラブルを抱えた妊婦がたくさん大部屋で同室入院していました。
基本的に体は元気な人が多いので、病室では人間関係のトラブルが耐えません。私が一番苦手な「女の園」の中で、逃げ出せない拘束生活…しかも、いつの間にか私が最古参に。
くれぐれもトラブルに巻き込まれないようにと、心すり減らす日々が続きました。
いつまで妊娠が継続できるかわからず、緊急手術で取り出さなくてはいけない可能性があるという日々はものすごいストレスを感じるもの。妊婦雑誌を読むと涙が出そうでしたね。
やっと生まれた娘は検査のため、すぐに新生児として入院。いろいろとあったものの、幸い退院するころにはすっかり元気になりました。
しかし長い間、ストレスを抱えながらも病院の中でスタッフに守られる日々を送っていたのに、出産を終えて病院を出た途端、
「さぁ、これからあなたはお母さんですよ。頑張って。」
というプレッシャーがかかるこの落差。それまでのストレスとホルモンバランスの崩れもあったのでしょう。
私の心はあっという間に故障してしまいました。強迫神経症が悪化してなかなか次の行動に移れなくなったうえに、ひどいうつ状態がやってきたのです。
入院中、実家、自宅…私の心を救ってくれたのは保健師さんのネットワークだった

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そんな私を見て、入院中から保健師さんとの面談が始まりました。
精神的なつらさ、この先の不安な気持ちをしっかり聞いてもらい、退院後も実家から保健師さんに何度も電話してつらい気持ちを聞いてもらいました。時間を割いてしっかり対応してもらい、ずいぶん私の心は救われました。