子育て情報『急性脳症はウイルスが原因?意識障害などの症状・治療や社会的サポートについて紹介します。』

2017年3月31日 10:00

急性脳症はウイルスが原因?意識障害などの症状・治療や社会的サポートについて紹介します。

http://www.development.m.u-tokyo.ac.jp/Acute%20Encephalopathy/H22_AcuteEncephalopathy.pdf
出典:急性脳症の全国実態調査 |水口 雅(東京大学大学院医学系研究科 発達医科学 教授)


急性脳症の治療

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急性脳症の治療はそれぞれの症状の状態などによって異なりますが、ここでは主な治療について紹介していきます。■急性期の治療
急性脳症では長時間のけいれん(重積けいれん)が起こります。そのけいれんを止めるために急性期では抗てんかん薬による治療が行われます。その後は様子をみながら、症状に合わせた治療を行っていきます。

■予後の後遺症に対する治療
前章で急性脳症の主な後遺症として知的障害、運動障害、難治性てんかんなどを挙げました。主にこれらの症状に対する治療やリハビリテーションを行っていきます。しかし障害の程度は一人ひとり異なるため、治療の内容も様々になってきます。


例えば運動機能の障害には食事介助ないし経管栄養や胃ろうが必要となるケースがあり、摂食リハビリテーションを行うこともあります。知的障害に関しても程度が異なるため、療育や生活介助などのサービスを利用することもあります。難治性てんかんの場合は薬物治療以外の方法で、手術やACTH療法、ケトン療法などを用いて治療が行われます。

実際はどのような後遺症が残るか、どの程度の後遺症が残るかは分かりません。その時々の医師や専門家の指示に従って治療を行うようにしてください。


急性脳症の後遺症が残った場合の社会的なサポートって?

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急性脳症が発症した後、主に後遺症が残ってしまった場合に受けられる社会福祉制度について紹介していきます。

◇難病医療費助成制度
けいれん重積型急性脳症は国の指定難病にされているため、医療費の助成を受けることができます。
指定難病の医療費の自己負担割合は2割です。

また、その他の制度による医療費がすでに1割負担となっている患者さんの場合、負担割合は1割のまま変わりません。

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