子育て情報『発達障害の人の恋愛はなぜ難しい?特性があってもうまく付き合う秘訣、親やパートナーの関わり方を紹介』

2017年4月27日 16:00

発達障害の人の恋愛はなぜ難しい?特性があってもうまく付き合う秘訣、親やパートナーの関わり方を紹介

例えば、不注意性ゆえにデートや記念日を忘れて恋人を怒らせてしまう、衝動性ゆえに思いついたら相手に構わず行動したり発言したりしてしまう、というようなことが考えられます。

自閉症スペクトラム障害とは、社会的コミュニケーションの困難と限定された反復的な行動や興味、活動が表れる障害のことです。診断基準によっては自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などの診断名で呼ばれている場合もあります。

恋愛をするうえでは、自閉症スペクトラムの症状の一つである、コミュニケーション能力の乏しさが困り感につながることがよくあります。自閉症スペクトラムの人は、相手の気持ちや感情を読み取ったり、目的のない雑談をしたりすることが苦手と感じることが多いと言われています。そのため、恋人の気持ちがわからず無意識に怒らせてしまったり、会話のやりとりがうまくできず、不満を与えてしまったりすることがあります。

http://www.autism.jp/
特定非営利活動法人(NPO法人)東京都自閉症協会


恋愛したいと思ったら?発達障害の人が心がけるべきこととは?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044029519

では、発達障害のある人が「恋愛をしたい、恋愛関係をうまく続けたい」と思った時、何に気をつければ良いのでしょうか。

発達障害がある人が恋愛に関して悩みをもった場合、まずその原因を自分自身で理解することが大切です。
自分自身で考えるのはもちろん、わからなかったら誰かに相談しつつ、うまくいかない背景を探ってみましょう。

例えば、ADHDの人が「デートを約束した日時や場所を忘れることが多く、恋人に怒られてしまう」と悩んでいるとします。このような場合、ADHDがゆえの自分の特性と、恋愛面の悩みごとを照らし合わせてみましょう。「自分はADHDの不注意性が強く、忘れっぽいところがある。デートの約束をしても時間や場所をすぐ忘れてしまう。だから恋人を待たせ、嫌な気持ちにさせてしまっているんだ」と気づくことができます。
困り感の背景にある自分の特性を理解することで「だからうまくいかなかったんだ!」と納得することができます。また、原因が分かれば解決策もおのずと見えてくる場合もあります。


自分の中で困り感と特性が結びついたら、それを相手にも伝えてみましょう。

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