子育て情報『発達障害の人の恋愛はなぜ難しい?特性があってもうまく付き合う秘訣、親やパートナーの関わり方を紹介』

2017年4月27日 16:00

発達障害の人の恋愛はなぜ難しい?特性があってもうまく付き合う秘訣、親やパートナーの関わり方を紹介

親御さんの中には「うちの子に恋愛なんてできるのだろうか。うまくいかなくて傷つくだけなら止めた方が良いのではないか。」と心配してしまう方もいるかもしれません。

恋愛は誰にとっても難しいものです。さらに発達障害の特性ならではの困りごとがあると、恋愛をすることがより難しく、高度なものに感じられるのも無理はありません。ですが、恋愛は相手を思いやったり、人とうまくやるにはどうしたらいいかを学ぶ良い機会であると言えます。

もし恋愛に失敗して傷ついたとしても、そのプロセスも子どもを成長させます。自分の思い通りにいかないことを学ぶのも、子どもにとって非常に大事なことなのです。

親はまず、子どもが抱く恋愛感情を受け入れてあげましょう。
そのうえで、親に相談をしたいのか、気を紛らわせたいのか、それともそっとしておいてほしいのかというような子どものニーズを受け止め、それに合わせたサポートをしていきたいですね。

■子どもの相談相手になる
発達障害のある子どもの場合、まわりに信頼して話せる同年代の友人がいないことがあります。恋愛に関しては嬉しいことも悲しいことも話せる人がいた方が、本人の気持ちも楽になり、より恋愛がうまくいくことが多くあります。

友達に恋愛相談することが難しく、子ども本人が望む場合、親が恋愛相談に乗ってあげるのも良いでしょう。この時、子どもの気持ちを否定せず、人生の経験者・先輩としてアドバイスしてあげるのがおすすめです。

また、子どもが相談したいような素振りを見せない場合も、悩んでいる時に気分転換を促してあげたり、一緒にストレス発散ができるような機会を与えたりしてあげるだけでも子どもの支えになるでしょう。

■わかりやすいルールを明示してあげる
恋愛に関するマナーやルールは「何となく知っていく、暗黙の了解」として扱われていることがほとんどだと思います。ですが、発達障害のある子どもの中には「何とはなしに察する、感じ取る」ということを難しく感じている子が多数います。
そのため、親から恋愛に関するルールをわかりやすく具体的に伝えてあげることもよいでしょう。例えば、以下のようなことを話してあげたら良いかもしれません。

・自分が相手のことを好きだからといって、相手も自分のことが好きかどうかはわからない
・気持ちを確かめる、伝える方法は色々ある
・勇気を出して気持ちを告白したとしても、断られる場合もある
・メールや電話は直接顔を合わせないが、相手のことを考えてする必要がある
・相手の気持ちは言葉だけでは図ることができないなど

また、トラブルや犯罪を防ぐために、やってはいけないことは明確に伝える必要があります。

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