子育て情報『発達障害の人の恋愛はなぜ難しい?特性があってもうまく付き合う秘訣、親やパートナーの関わり方を紹介』

2017年4月27日 16:00

発達障害の人の恋愛はなぜ難しい?特性があってもうまく付き合う秘訣、親やパートナーの関わり方を紹介

また、発達障害の特性により悩みや困りごとがある場合の解決策を見ていきましょう。

「忘れっぽくて困っている」「こちらの考えや気持ちに対しておかまいなしに行動している」など、発達障害があるパートナーに対して、さまざまな不満や困り感を抱いている人は少なくないのではないでしょうか。

このような不満と、パートナーの発達障害ゆえの特性を合わせてみてみると、共通していたり、関係性が見出せたりすることがあります。「どうしてこんな行動をするのだろう」と不満と疑問でモヤモヤしていたのが、「発達障害の特性が影響しているんだ!」とわかるだけでもすっきりとすることがあります。

先ほどもご説明したように、発達障害がある人は相手の意図や感情を読み取るのが苦手な傾向があります。そのため、こちらが困った、直してほしいと思っていても、パートナーは悪気無くそのような行動や発言をしている可能性があります。

もし嫌だな、直してほしいなと思うことがあったら、具体的に何が嫌だったのか、なぜ嫌だったのか、どうしてほしいのか(謝ってほしいのか、何かを手伝ってほしいのか、など)を一つひとつ丁寧に伝えることを心がけましょう。このように伝え方を工夫すれば、パートナーにも素直に受け入れてもらえたり、嫌だと思うところを直してくれたりするかもしれません。


http://amzn.asia/5vvZyin
野波ツナ/著『旦那(アキラ)さんはアスペルガー‐うちのパパってなんかヘン!?‐』2011年/コスミック出版

発達障害がある人、またそのパートナーの恋愛や結婚生活を描いた書籍や漫画がたくさん出版されています。読みやすい文と親しみやすいイラストが入った本や漫画を通して、発達障害への理解を深めることができます。

また、発達障害があるパートナーと楽しく過ごしているエピソードもたくさん紹介されています。パートナーとの付き合い方の参考にできたり、共感できるエピソードに触れて元気がもらえるかもしれません。

http://amzn.asia/dcatrxS
くらげ/著『ボクの彼女は発達障害』2013年/ヒューマンケアブックス

http://amzn.asia/2yaNXV7
逢坂みえこ/著『プロチチ(1)』2011年/イブニングKC

ある程度の距離を置くことで、抱えている悩みやストレスが改善する人もいます。夫婦や家族の場合、別居という形をとるなどしてストレスのもととなる対人関係から離れることで、気を休めることだけではなく、冷静になったり状況を見つめ直したりすることができる場合もあります。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.