子育て情報『【偉人の凸凹学】ゴッホの苦難の人生から学ぶ「0か100か」の生きづらさ。もっとラクに生きてゆくには?』

2017年9月19日 16:00

【偉人の凸凹学】ゴッホの苦難の人生から学ぶ「0か100か」の生きづらさ。もっとラクに生きてゆくには?

また、実際に目の前で

・「大体って言うのは、ここからここまでのことね」

と、線等を引いて、見えるように範囲を示してあげると、分かりやすくなると思います。

鮮烈で力強い色彩が魅力のゴッホですが、もしかしたら、曖昧な中間色のグレーやパステルカラーなどを多用していたら、考え方は、もう少し柔軟になっていたのかもしれませんね(そのときの絵画としての価値は分かりませんが)。

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次に、「絶対〜すべきだ」「必ず〜しなくてはならない」というような極端で決めつけた表現は、自分自身の思い込みも強めてしまうので、意識的に次のような言葉を使うようにしてみます。

・「私は、多分〜だと思う」
・「私は、なるべく〜したい」
・「私は、できれば〜であって欲しい」

このように、「例外」があることを受け容れる幅を持たせてあげるのです。同時に、「私は」と入れることで、主語を明確にすることも意識してみるといいと思います。

日本人の場合は特に「私は、私は」と、主語を明示する言いまわしは馴染みが薄いかもしれません。ですが、主語を入れることで、その考えがあくまで「自分のもの」だと意識できるので、他の人の考え方との間に線引きをする練習になります。
またこれは、こちらがゴッホのようなタイプに接するときにも、あくまで自分の意見であると伝えられるので、不要な対立を防ぐことができるかもしれません。

もしかしたら、こんな風に、ほんの少しだけ、言葉の表現をマイルドにしていれば、仲違いをしてしまったゴッホとゴーギャンも、もうちょっと、うまくいったかもしれませんね。

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そして、誰でも挫折や失敗を繰り返していれば、どうしても自信をなくしてしまいます。

自信をなくすと、余裕がなくなり、ますます他人の意見を受け容れる柔軟さが持てなくなったり、「次は失敗できない」と、自分自身にプレッシャーをかけて、不安感から思い込みを強めてしまいがちです。もしも私が、ゴッホの身近な人物だったら、「できているところに気づかせる」声かけなどをしていたかもしれません(ひょっとしたら、弟テオも実践済みだったかもしれませんが…)。

・「結果的には残念だったけれど、こういった成果があったよね」
・「(あなたは)失敗だと言うけれど、ここまではできているよね」

…というように、結果や部分ではなく、物事をトータルで全体的に捉えられるように、気づかせてあげるといいと思います。

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