子育て情報『順調に忘れ物常習犯へと進化する小2アホ男子(ADD)、ところが先生はまさかのベタ誉め!?』

2017年7月12日 16:00

順調に忘れ物常習犯へと進化する小2アホ男子(ADD)、ところが先生はまさかのベタ誉め!?

手助けかヒントをもらえないだろうか」というように申告してくる、もしくは自分なりの代替案を提示してくるようになった。

■成長②
以前は、宿題や忘れ物をしてもこちらから指摘されるまではそのままだった。

今では宿題や忘れ物に関しても自分から報告してくる、そして「何か借りられる物があれば貸して欲しい」と自分から願い出てくるようになった。

つまり、自分のウイークポイントを把握し、失敗や不得手をリカバーしようという姿勢が見られるようになったということだ。家で息子はそんなことを口にしなかったから、私は更に驚いてしまった。

そう言われると…うん、確かに大きく成長している。

「できないことや失敗自体は悪いことじゃないんですよね。特性上、受け身になってしまうのも仕方ないと思っていました(息子と私は受身型と呼ばれるタイプの自閉症スペクトラム=ASDも持っている)。
そんな息子さんがここまでできるようになったのは、本当に素晴らしいことですよね!」



昭和50~60年代に、私は学童期を過ごした。そのころといえば、失敗をすれば教師に叱責され、廊下や教室の後方に立たされるなど、見せしめのような懲罰を課せられることが当たり前の時代。

順調に忘れ物常習犯へと進化する小2アホ男子(ADD)、ところが先生はまさかのベタ誉め!?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161002311

「私も小学生のとき、あんな先生に出会いたかったな…」

我が子の特性を尊重し、温かく見守っていただけているありがたさと、ほんのちょっぴり息子をうらやむ気持ちを抱きながら、私は自転車のペダルを踏み、帰路についた。



生きていくために必要なのは、失敗や不得手に対する怯えではない

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Upload By 鈴木希望

ミスしないように注意したり、スキルを磨くことはもちろん大事だが、実際社会に出てみると、失敗や不得手をリカバーしようとする努力を要される場面の方が多いと私は感じている。はっきり言って、うまくできなかった事実そのものに目くじらを立てているのは時間の無駄なのだ。そんな時間があれば、他人に助けを求めることを含め、問題を解決するための具体的な行動を起こした方が良い。

成人発達障害当事者の中でも、自分がした失敗を気にするあまりに思考がネガティブスパイラルに陥ってしまったり、また失敗をすることを恐れて行動できなくなってしまうことが少なくないようだ。

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