子育て情報『臨床発達心理士とは?臨床心理士との違いは?役割や資格取得の流れ、支援・サービスまとめ』

2017年7月12日 17:25

臨床発達心理士とは?臨床心理士との違いは?役割や資格取得の流れ、支援・サービスまとめ

p18~41

臨床発達心理士スーパーバイザーとは、臨床発達心理士になろうとしている人や臨床発達心理士になった人(スーパーバイジー)に対して、スーパービジョン(指導者から教育を受ける過程)を通して支援し、育成する役割を担う人のことです。

申請要件は以下の3つになります。

1. 臨床発達心理士の有資格者
2. 臨床発達心理士資格取得後、5年以上関連する業務・活動を継続
3. 臨床発達心理士資格を1回以上更新している

http://www.jocdp.jp/qualifier/supervisor/
出典:臨床発達心理士スーパーバイザーとは|一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構


臨床発達心理士はどのような人を支援するの?

臨床発達心理士とは?臨床心理士との違いは?役割や資格取得の流れ、支援・サービスまとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11032002080

臨床発達心理士は赤ちゃんから高齢者までの年代の人を対象として発達を支援する人の資格です。そのため、支援の対象はとても幅広いです。具体的に以下のようなケースが支援の対象となることが多いです。


・新生児、乳幼児と保護者
・自閉症スペクトラム、知的障害、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などの発達障害・知的障害の診断を受けた人
・育児不安、虐待、不登校、引きこもりなどの現代的問題を抱える人
・「気になる子」、障害の有無/グレーゾーンかの判断に対して悩みを持つ人
・社会適応や成人期・老年期の悩みを持つ人


臨床発達心理士の活躍の場と具体的な支援

臨床発達心理士とは?臨床心理士との違いは?役割や資格取得の流れ、支援・サービスまとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161019422

「臨床発達心理士」資格のある人が特定の職場にいるわけではありません。赤ちゃんから高齢者を対象として発達を支援する人のための資格であることから、資格を持つ人の活躍する場は多岐にわたります。

以下では、支援対象の年代別に具体的な職場やどのような仕事をしているのかを紹介していきます。

・新生児医療の場:育児不安の解消、愛着形成への援助など
・保育所/幼稚園:保育者、保育カウンセラー、特別支援教育コーディネーターとしての業務など
・家庭支援センター:親子広場スタッフ、子育て講座の講師、家庭相談スタッフなど
・保育巡回相談:主に行政からの委託で保育所、幼稚園を巡回
・乳児院/児童養護施設:カウンセリング、セラピーの実施など
・保健所/保健センター:妊娠中に両親学級の講師やグループワークのスタッフ、乳幼児健診および発達が気になる子どものフォローなど

・小中学校/高校/大学:教師として特別支援教育コーディネーターの業務など
・スクールカウンセラー:校内相談業務、保護者支援、校内研修会講師など
・教育委員会:教育相談、就職相談等の相談業務、心理検査の実施など
・発達支援センター:障害児童やグレーゾーンの子どものアセスメント、相談、療育など
・放課後デイサービス:指導員へのコンサルテーション、保護者支援など
・学童保育所:指導員へのコンサルテーション、保護者支援など
・学童相談室:大学等での学生相談室でのアセスメント
・児童相談所:心理判定、相談、指導業務など
・特別支援学校:教育のアセスメント、指導評価の実施、保護者支援、教育機関への巡回相談など
・特別支援学級/通級指導教室/言葉の教室:教育のアセスメント、教育支援計画作成、校内特別支援コーディネーター業務など

・障害者施設/作業所:セラピー、カウンセリング、家族支援など
・高齢者施設:カウンセリング、セラピー、心理検査の実施など
・企業:企業内相談業務、心理調査など

・病院・クリニック(小児科・精神科・診療内科等)

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.