反社会性パーソナリティ障害とは?特徴や5つのタイプ、原因、診断基準、周りの人の対処法を紹介します
ご家族やご友人に障害のある方がいる時、以下のことに気をつけてみてください。
・否定的な対応を避ける
前の章でもご説明したように、反社会性パーソナリティ障害の人は発達環境などの影響によって、生まれてから今まで否定をたくさん受けてきている場合が多いです。そのためできるだけ否定的な対応は避けましょう。
また反社会性パーソナリティ障害の人は挑戦的な言動をしたり、敵意を示してきたりすることがあります。しかしそれに対して感情的にならず、「どうしたの?」と根気よく聞いてあげることが大切です。
・認めてあげること
反社会性パーソナリティ障害の人が変わり始めるきっかけとして、誰かに認められるという体験があります。この体験を通して、人と信頼できるつながりが持てるようになっていきます。
これは認められることが自分の今までの言動が悪かったと気づくきっかけとなるからです。
もちろんすぐに行動が変わることは難しいですが、ゆっくりと自分の生き方を変えていくでしょう。
まとめ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038023253
反社会性パーソナリティ障害とは、 規則や社会のルールを守ろうとしない、他人を傷つけたりいじめたりしてもそれを正当化するといった特徴を持つ障害です。
反社会性パーソナリティ障害の人は親との関わり方に問題があり、今までに否定をたくさん受けてきている場合もあります。ご家族やご友人に障害のある方がいる際は、本人が挑戦的な態度をとってきても、それを受け止めてあげ、根気よく声をかけてあげましょう。
また反社会性パーソナリティ障害は精神療法などの治療法によって、少しずつ治していくことができます。ご家族だけで解決しようとするのではなく、専門家の支援も受けながら、本人と一緒になって向き合うことが大切です。
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岡田尊司/著『回避性パーソナリティ障害いかに接し、どう克服するか』2004年 PHP新書/刊
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矢幡洋 /著『平気で他人の心を踏みにじる人々反社会性パーソナリティ障害とは何か』2006年 春秋社/刊
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ナンシー・マックウィリアムズ/著『パーソナリティ障害の診断と治療』2005年 創元社/刊
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レン・スペリー/著『パーソナリティ障害:診断と治療のハンドブック 』2012年 金剛出版/刊
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