オンチャン(おじさん)は斬られても泣かんぜよ。おまえも斬られたくらいで泣いちゃアいかんぜよ」
「龍馬の言葉」坂本優二・著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、p57より
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…と、笑ってなだめてあげたエピソードが残っているのだそうです。そして、龍馬はこの1ヶ月半後に京都で暗殺され、世の中が大きく変わるのを見届けることができないまま、最期を迎えます。
でも、もしも龍馬が、最初から強い心を持っていたのなら、こんな1人の少年の小さな心の痛みに、気がつき寄り添うことはなかったのかもしれません。
繊細で人一倍優しい心を持った龍馬だからこそ、できない人の気持ちが分かり、弱い者や小さな者達の声を拾い上げ、自分も身分差別でいじめられて悔しい想いを沢山してきたから、平等な社会実現のために東奔西走する原動力が生まれたのではないでしょうか。
もしかしたら、龍馬が泣き虫だったおかげで、今の日本があるのかもしれません。
そして、欠点があったり、少々カッコ悪い自分でも受け容れられ、自分の感情に素直でいられたことが、龍馬を人間らしい、より魅力的な人物へと成長させたように思えます。
そう想うと、うちの泣き虫少年も、いっぱい泣いて、いっぱい怒って、いっぱい笑って、強くなってゆくのかもしれませんね。
彼が今日学校から帰って来たら、「おかえり!」って、両手を広げて迎えてあげたいと思います。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021212
http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/89.html
タイトル画像出典:坂本竜馬 | 近代日本人の肖像 国立国会図書館ウェブサイト
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「龍馬の言葉」坂本 優二・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン
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「龍馬の手紙」宮地 佐一郎・著、講談社学術文庫
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「図説坂本龍馬」小椋克己/土居晴夫・監修、戎光祥出版
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「おーい!竜馬」全12巻(武田 鉄矢・原作、小山 ゆう・著、小学館 ビッグコミックススペシャル[新装版])
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