2017年11月12日 13:35
たびかさなる「どうすればいいの?」にイラっ!思考停止してしまう息子を変えた母特製マニュアル
と強いているようなものだったのです。確かにそれでは努力だけではどうにもならないはずです。
「一番いいのは、とにかくマニュアル化してあげることです。こういう場合はこうすればいいというマニュアルをたくさん入れてあげることで不安が軽減され、少しずつ自信を持って行動できるようになると思いますよ」
「マニュアル化!些細なことで混乱しているのは『こうすればいい』という行動パターンが息子にしっかりと入っていないからなんですね。もう一度生活を見直してみます」
マニュアル化というキーワードは、発達障害について調べている時に何度も出てきた内容ではあります。しかし、いざ自分たちの生活に落とし込むとなると、どの場面でどういったマニュアルを作ればよいのかわからず、実行には移せない状態でした。
そこで今回を機会として、私なりに「息子が自信を持って行動できる」ことを目標にマニュアル作りにトライしてみることに決めました。
親が思っていたよりも基本的な部分からサポートが必要でした
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021183
さて、どこから着手しよう?
まずは普段の生活を思い返し、私が息子に対してイライラしてしまう瞬間を把握することから始めてみることにしました。
私が一番辛いのは、同じことを何度も質問されることです。
文字を間違えちゃった!ママ、どうしよう?
お茶をこぼしちゃった!ママ、どうしよう?
時間に間に合わない!ママ、どうしよう?
今まではつい苛立ってしまっていましたが、本当に困っているのだと私の中の考えを改め、そのうえでどのようなマニュアルを作るかを模索することにしました。
ただ、怒られるかもしれないと大きな不安を抱え毎回焦っている息子には、事前にマニュアルを示しても効果は薄いように思われます。
そこで、これらのことが起こる場所にあらかじめマニュアルを置いておくことにしました。視覚優位で戦隊モノが大好きな息子に合ったものをということで、イラストも入れつつ、読みやすいような工夫をしました。
そして、内容は簡単なことでも、3ステップに分け、落ち着いて読むことができるように。
①どうしよう文字を書き間違えちゃった!
②深呼吸して落ち着いたら、解決方法を思い出してみよう
③そうだ消しゴムで消して書き直せばいいんだった!
こんな感じに場面に合わせて作ったマニュアルを、鉛筆を使う場所、食事の場所などに配置します。