2017年11月12日 13:35
たびかさなる「どうすればいいの?」にイラっ!思考停止してしまう息子を変えた母特製マニュアル
思考停止してしまう息子にイライラが募る日々
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017947
自閉症スペクトラム&ADHDの診断が下りている7歳の息子は「失敗すること」「怒られること」を極度に恐れています。そして、トラブルが起こったときは「どうしよう!どうしよう!」とパニック状態に陥り、思考が停止してしまうのです。
トラブルと言っても、ご飯を食べている時にお茶をこぼしてしまったことや、文字を書き間違えてしまったこと、出発時間間際にまだ家を出る用意ができていないことなど、私から見れば日常生活のほんの些細なできごとばかりです。
そんなことが起こるたびに、私は「どうすればいいか自分で考えなさい!」「前にも言ったでしょ?」とイライラしながら声をかけてきました。
もう7歳なのに、一体いつになったら日常生活をスムーズに送ることができるんだろうか。そんな焦りが私の中に確かに存在していたのです。
自分で考えられるなら困ったりしない
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そんな折、久しぶりに訪れた児童精神科の先生のもとを訪れたときのことです。先生は息子について、ふとこんな話をしてくれました。
「息子さんは真面目で素直ですが、不安や失敗に敏感でパニックを起こしてしまう繊細なお子さんですね。こういうタイプの方に絶対に言ってはいけない言葉があるんです。それは『自分で考えなさい』という言葉です。」
「えっ!私、すごくたくさんその言葉を使っていました。」
私の頭は大混乱!凸凹が大きく苦手なことが多いからこそ、ひとつひとつ自分の頭で考えて歩めるようになって欲しい。そんな風に願っていたからこそ、「自分で解決策を考えること」を重要視して声掛けをしていました。先生はこう続けます。
「自分で考えられるなら『どうしよう』と混乱したりしないんです。
それができなくて困っているのに、自分で答えを見つけることを強要しても追い詰めてしまうだけなんです。」
「なるほど、すごく納得です。それができないから困っているんですよね。私、困っている息子にさらに追い打ちをかけてしまっていたんですね...」
私がやっていたことは、目が悪い人に「いいからしっかりと裸眼で見なさい!」