『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした 入園編』モンズースーさん待望の新刊発売!
お話の中では、周囲からの情報を得て、色々なコミュニティや社会制度を知り、支援してくれる人や組織、仲間の輪が広がっていく様子が多く描かれていますが、読者にとっても漫画を通して支援の制度を自然と学ぶことができる構成になっています。
通所支援事業所の種類や療育手帳のこと、それらの申請の手続きなど、知っていれば子育てが楽になる情報が満載です。
不器用ながらもそうすけくんなりに成長していく姿が胸を打つ
できることが増えたり、見通しが理解でき冷静になってくると、逆に「完璧にできないこと」に対する苦手意識が芽生え、不安な気持ちになることも増えたそうすけくん。
そんなそうすけくんを一歩前に進ませてくれた担任の先生の言葉を紹介します。
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とてもチャーミングなキャラクターの先生が教えてくれた「まぁいいか」という合言葉。
少しでも失敗すると思いつめてしまう…そんな性格・特性のある人にとって、心の支えになる言葉です。「失敗しても次に進める力」は大人でも大事ですよね。
ほかにも、園の先生の教えやお友達との交流を通して、成長していくそうすけくんの姿が見どころです!
・トイレで一緒になった園の上級生にトイレの仕方やスリッパの揃え方を教わる
・新しくて不安なこともスモールステップで成功体験を積むことで自信がついて前進
・クラスのお友達とたたきたたかれながら、お友達との距離感を学習
すべてのことに一生懸命に向き合う中で、自分の気持ちとの折り合いのつけ方を学んでいく姿に、大人の読者も自分自身を顧みさせられます。
発達が気になる子どもを持つ親が抱くリアルな心情、前に進み続ける強さ
体験談をベースに話が進んでいくため、発達が気になる子どもを持つ親、また成人発達障害当事者としての立場からみえる世界が、モンズースーさんの心情・感情とともに伝わってきます。ご自身に発達障害があったり、お子さんの発達が気になる保護者の方々にとって、同じように奮闘する仲間の存在に勇気をもらえる一冊だと思います。また、発達障害の当事者ではない人にとっても、多様な発達の特性について知り、誰もが生きやすい社会のあり方を考える上でピッタリな一冊です。
ぜひお手に取ってみてください!
一緒に悩みながら、一つずつ向き合い乗り越えていく親子の姿が描かれている一冊です!
https://h-navi.jp/user/35703
モンズ―スーさんのページ|発達ナビ
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モンズ―スーさんブログ「生きづらいと思ったら親子で発達障害でした」
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