子育て情報『父親が「子どもの障害を認めない」。かつては、私もそうだったー変わるために必要な3つの契機とは』

2018年2月12日 10:55

父親が「子どもの障害を認めない」。かつては、私もそうだったー変わるために必要な3つの契機とは

と話をしてくれたときでした。私にとっては突然の話だったので「急に何を言ってくるのだろう」「なんて失礼な保育園だ」と、最初は全く理解する気になれませんでした。

「でも、何人も子どもを見てきている先生たちの話だし、何かあったらアレだし…。」という妻の言葉もあり、夫婦で話し合いをして、病院に連れていくことに決めました。

この時の大きなきっかけは、会社の同期の同い年の子どもの成長を見ていたからでした。友人の子は、自然に立つようになり、話すようになり、簡単な身支度ができるようになっていきました。息子とほぼ同月齢の子どもが、周りの子どもや大人たちと、高度なコミュニケーションが取れているのは驚きでした。

そしてその成長ぶりから、自分の息子との明らかな違いを”現実的”に感じたのです。それは、息子に発達障害や自閉症があるのだと理解するための大切な機会となりました。


他の家庭の子どもの成長度合いを知っているかどうかは、父親が自分の子どもの状況(自閉症や発達障害の特徴)を理解することに影響すると、私は考えています。父親の理解が得られない場合、まずは他の家庭との交流の場を設けてみてほしいと思います。

ただ、あからさまに「ほら、あの子は色々できる、でもうちの子は…」などと指摘されると父親でも精神的にショックを受ける可能性があります。園の行事や親子の集まりなどに参加する機会を増やすなど、なるべく自然な形で機会をつくるのがよいと思います。


専門家の話を直接聞く機会をつくることで、現実味が増す

父親が「子どもの障害を認めない」。かつては、私もそうだったー変わるために必要な3つの契機とはの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018209

2つ目のアプローチは、「お医者様や専門家の方などと話をする場に父親を同席させる」ことです。

私の場合、妻と共働きで交互に休みを取って通院していた時期があったため、聴力検査や脳波の検査の他、発達障害の診察に病院に行く機会が何度かありました。その際に医師などの専門家から直接話を聞くことで現実味が増したと感じています。
病院などの場合は平日にお休みを取る必要がありますが、療育施設などであれば土日であっても専門家に会う機会があります。どうしても平日は難しいという方は、検討してみてほしいと思います。特に、最初の訪問・診察時に、子どもの自閉症・発達障害の特性や傾向について確認する専門家が多いと思います。

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