2018年3月18日 11:00
×がついた問題は見たくもない!完璧主義の足枷を外すために母が示した3つのステップ
間違えた自分が許せない完璧主義の娘
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001598
アスペルガー症候群の9歳の娘は、小学校に通うことが困難になり、現在は「ホームスクール」として自宅で自分にあった学習方法を模索しながら生活しています。
そんな娘は近頃、得意分野の検定を受験することを決めました。努力家な娘は合格すべく毎日決まった時間にその課題に取り組むのですが、問題を解いて丸つけをしたら、間違っているところを見返しもせず終わりにしてしまいます。
「きちんと間違った問題を確かめないと勉強したことにならないよ?」と声を掛けるものの、バツがついた問題に取り組もうとはしません。
これには私が見ていてもわかる、娘なりの理由があります。
わからない問題が出てきては激怒、丸つけで1つでも間違いがあれば激怒と、怒りの感情に振り回される娘は、1枚のプリントを1回やるだけで満身創痍。振り返りの体力も気力も残っていない状態になってしまうのです。
いつしかプリントを見るだけで嫌な顔をするようになり、取りかかるまでにも「間違える自分がバカで情けない」「生きていく価値がない」という呪いの言葉を延々と語るようになってしまいました。
完璧主義、0−100思考、白黒思考とよばれるアスペルガー症候群の特性が顕著に現れているのだと思います。とはいえ、それはそれで理解できるのですが、このままではせっかくの学ぶチャンスを自らの呪いによって遠ざけてしまうことになりますし、怨念のこもった言葉を聞かされ続ける私にも限界がやってきます。
一体どうすれば、この状態から抜け出せるのでしょうか?
学習のステップを視覚化し、今どの段階にいるのかを明確に
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186008131
そこで、「そもそも勉強ってなんだろう?」というところから娘との話し合いをスタートさせてみました。
「勉強ってなんだと思う?」
「まだ知らないことを知って自分のものにしていくこと?」
「そうだよね。じゃあ、このやるだけやって置いてあるプリントはどんな状態だと思う?」
「どんなって、私は勉強したつもりだけど?」
「うん、そうなんだよね。