2018年3月18日 11:00
×がついた問題は見たくもない!完璧主義の足枷を外すために母が示した3つのステップ
プリントを終わらせたら、なんだか“勉強した~!”っていう気になるんだけど、実はまだこれは勉強したことにはならないの」
「なんで!?がんばってやったのに!」
「がんばったよね。でも、丸つけをして間違ったところをそのままにしてあるでしょ?これだと『今できることやった』だけになっちゃうんだよ。わかる?」
「わかってるよ!どうせ私は何にもわかってないし、全然できてませんよ!」
「ううん、そうじゃないよ。できてないことを責めてるんじゃないの」
そう諭しながら、紙に勉強のステップを書いていきます。後で私がパソコンで清書したもののがこちら。
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「あのね、あなたがやっているのはまだステップ1の段階なの。単純に『今できること』と『今できないこと』を振り分けてるに過ぎないんだよ。ここでがっかりしたり、自分に腹を立てたりしなくていいんだよ」
でも娘は腑に落ちない様子です。
「でも、×があるってことは、できてないってことでしょ!?」
ここが、完璧主義の娘の引っかかりポイント。×がひとつでもある状況が許せない。だからこそ、自分の間違いに向きあうことができなかったのでしょう。私はこう続けました。
「ここでいう×は『まだ知らない』か『知っていても自分のものになっていない』部分っていうだけで、あなたを否定するものではないの。『あ、ここはまだ自分のものになっていないんだな』って思えばいいの。自分のものになっていない箇所は、あなたにあったやり方で理解を深めていけばいいんだよ。それが勉強するっていうことだと思うの」
「まだ自分のものになっていないところか・・・。
うん、わかる。わかるけどでもどうしても自分を責めちゃう・・・」
「うんうん、責めちゃう気持はよくわかるよ。でもいつまでも責めるだけでプリントを放置していたら、勉強する機会をどんどん逃してしまってもったいないと思わない?たとえば、気持ちを切り替える言葉を考えて自分に言い聞かせてみるのはどうかな?」
「う~ん、じゃあ『できないままはイヤ!どうすればできるようになるか考えろ!』って自分に言い聞かせてみる」
こうして勉強のステップを親子で確認し、翌日からそれを活かしながら学習に取り組むことになったのです。
呪いの言葉は少しずつ減少傾向に
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28208001407
もちろん、すぐに気持ちを切り替えられるほど持って生まれた特性というものは簡単なものではありません。